それでは松が峰教会へと向かいましょう。「日本専賣公社指定 煙草小賣所 栃木縣小賣人」という古いホーロー看板があったので、とりあえず撮影。しばらく走ると、やっと歩道の一部が自転車用レーンとなりました。
松が峰教会は、スイス人の建築家マックス・ヒンデルの設計によって1932(昭和7)年に竣工したカトリック教会です。壮大な双塔と大谷石の外壁が印象的な、堂々たる
教会建築でした。
次は宇都宮タワーへと行きましょう。途中で、『ブラタモリ』日光編のPRポスターがありました。はい、私も愛聴しております。床屋さんの
顔はめ看板を撮影してしばらく走ると宇都宮
タワーに到着。
展望台を併設したテレビ中継塔で、高さは89m。「
日本一の地平線が一望できる展望台です」と豪語しているので、190円を払ってエレベーターで展望台までのぼってみました。うーむ、確かに宇都宮市街や日光の連山を一望できますが、「日本一」という評価については判断を留保します。コスト・パフォーマンスから言えば、のぼって損はありませんでしたが。
それでは宇都宮大学へと参りましょう。途中にあったのが旧篠原家住宅、店舗と蔵が一体化した重厚な相貌が印象的な古い商家です。解説を転記します。
篠原家は奥州街道口の豪商で、江戸時代から第二次世界大戦までは醤油醸造業・肥料商を営んでいた。明治28年(1895)に建てられたこの店蔵は、店舗と住居部分を一体化した蔵造りになっている。市内の店蔵の中で、改造がほとんどされておらず、かつ、石蔵を伴って残されているものは数少ない。
住宅の一階部分の両側には、厚さ約8cmの大谷石が貼ってあり、この店蔵の特色になっている。帳場の奥に約45cm角のケヤキの大黒柱がある。これは二階の大広間(20畳敷き)の床柱を兼ね、さらに棟木まで延びており、建築的に大変珍しいものである。全体的に装飾性は少ないが、よい材料を贅沢に使っており、美しく豪華に造られている。なお、石蔵三棟のうち最も古いものは、嘉永4年(1851)に建てられたものである。
宇都宮大学へと向かう道は自転車用レーンがなく、自動車を避けるため車道と歩道を交互に走るゴキブリ走法を余儀なくされました。「Cycle City」という謳い文句が泣きますよ、善処を期待します。
本日の三枚です。