宇都宮編(8):鹿沼(15.12)

 お目当ての物件に向かって歩いていると、「三峰神社」という解説板がありました。後学のために転記します。
 「三峰神社」は麻苧町の氏神で、安政6年(1859)コレラが流行したとき、埼玉県秩父の三峰神社から眷属の神犬(神札)を迎えて、今宮通り(現屋台蔵)に祀ったといわれている。戦前は踊り・芝居などが催されて賑わった。戦後、安房神社を合祀して「安房三峰神社」と社名を改めた。
 階段をのぼると建物の二階に小さな祠がありました。伝染病に対して無力だった当時の庶民の、藁にもすがるような切ない思いをひしひしと感じます。
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 そしてお目当ての駒橋歯科医院に到着。切妻造の棟が並ぶハーフティンバー風仕上げの洒落た建物です。幾何学模様の装飾もいいですね。1925(大正14)年に、初代院長の駒橋寅春が自ら設計して建設したそうです。
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 その近くにあるのが「大谷好美館」という元写真館です。下見板張り、入母屋造妻入の洋館で、妻壁には植物模様や「美」の文字を鏝絵で飾っています。採光のための天窓も設けられています。明治期に、同志社大学で学んだ大谷養三が帰郷後、神戸の異人館を参考にして建築したそうです。
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by sabasaba13 | 2019-08-07 06:52 | 関東 | Comments(0)
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