福井・富山編(5):山中温泉(16.3)

 さてバスが来るまでしばらく時間があります。地元資本の喫茶店でモーニングサービスをいただきながら旅程を検討するのが理想形なのですが、残念ながら周囲には見当たりません。次善の策として、売店で「おとなの焼き寿司」と温かい日本茶を購入して、駅前のベンチに座っていただきました。見知らぬ土地の駅前で食べる駅弁、これもまた一興です。
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 やってきたバスに乗り込み、30分ほどで山中温泉に着きました。まずは公式サイトを参考にして、山中温泉の紹介をします。その歴史は古く、今から1300年前に奈良時代の高僧・行基が発見したと伝えられています。元禄2年(1689)7月27日には、松尾芭蕉が弟子の曾良を伴って旅をした「奥の細道」の途中、ここ山中温泉を訪れています。芭蕉は山中の湯を、有馬・草津と並ぶ「扶桑の三名湯」と讃え、「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」の句を読みました。
 また世界的に高く評価される古九谷発祥の地、全国漆器産地のなかで最高の年商金額を誇る山中漆器、日本三大民謡のひとつに数えられる「山中節」などでも有名です。なお「料理の鉄人」として知られる道場六三郎氏は、ここ山中温泉の生まれだそうです。

 それでは街歩きをはじめましょう。いきなり出迎えてくれたのが「加賀名物 娘娘万頭」という看板。むすめむすめまんとう? いや「にゃあにゃあまんじゅう」でした。加賀言葉で、「娘さん」を「にゃあにゃあ」と言うそうです。素敵な語感ですね、好きとしてはたまりません。にゃあにゃあ。
 古い建物は散見されますが、全体的に温泉街としての情緒は薄めです。街の中心にあるのが山中座、観光拠点として最近できた施設です。
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 こちらで観光地図をいただき、トイレを拝借するとモダンな男女表示があったので記念に撮影。
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 すぐとなりにあるのが、総湯「菊の湯」のおんな湯で、温泉の発見以来湯ざや(共同湯)が造られた場所に建っています。なお"菊"は、前述した芭蕉の句からつけたものです。広場をはさんで向かいにあるのが総湯「菊の湯」のおとこ湯、男女別棟の総湯は全国的でも珍しいそうです。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2019-09-14 06:29 | 中部 | Comments(0)
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