福井・富山編(54):高岡(16.3)

 1時間20分ほどで金沢に到着、IRいしかわ鉄道(あいの風とやま鉄道)に乗り換えました。途中で、車窓から「木曽義仲ゆかりの地」という看板が見えましたが、倶利伽羅峠が近くにあるのですね。また石動(いするぎ)という駅がありましたが、山岳信仰の拠点、石動山がこのあたりにあるのでしょう。いずれも未踏の地ですが、時をあらためて再訪したいと思います。
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 四十分ほどで高岡駅に到着、高岡は以前に訪れたことがあるので、今回は再訪となります。いきなり出迎えてくれたのが、鋳物でできたドラえもんのポストです。「ドラえもん」の作者、藤子・F・不二雄(藤本弘)氏はここ高岡市出身、藤子不二雄A(安孫子素雄)氏は近くの氷見市出身、そして高岡は鋳物の産地ということで、このポストができたのですね。
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 駅前に出るとこちらでも「ドラえもん」の登場人物が勢揃い。それにしても、ずいぶんと小奇麗に再開発がなされてしまったものです。「もののあはれ」を感じたあのキッシュで胡散臭い雰囲気を懐かしく思い出しましたが、「アドニスビル」という雑居ビルがひとり孤塁を守っているので諒としましょう。なお"アドニス"とは、ギリシア神話に登場する、美と愛の女神アプロディーテーに愛された美少年ですね。その名称と、「24H 泊1800円」「サウナ プラザ」「パチンコ№1」「喫茶アドニス」とどう関係するのか不明ですが、オーナーのセンスに頭を垂れましょう。おっ、越前国司としてこのあたりに赴任し多くの秀歌をのこした大伴家持像も健在でした。御慶。
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 それでは夕食をとりましょう。駅ビルにあった「イタリアントマト」で、ご当地B級グルメの高岡ナポリタンをいただきました。ナポリタンに目玉焼きをのせると何故高岡ナポリタンなのか、ご教示を乞う。近くの酒屋で地酒「若駒」を購入し、駅に置いてあった観光パンフレットをいただきました。なお高岡のマスコットキャラクターは「利長くん」、高岡城を築いた加賀藩2代目藩主の前田利長をモチーフとしているそうです。プロフィールによると身長は2m30cm、ただし日によって、10cm~15cm程度の誤差があるとのこと。
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 ホテルに行く途中、愛くるしい眼のを発見、写真におさめました。そして「あさひシティーインホテル」にチェックイン、シャワーを浴びてビールを呑み、「若駒」を一献傾けながら明日の旅程に思いを馳せていると、いつの間にか熟睡…

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2019-11-12 06:19 | 中部 | Comments(0)
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