福井・富山編(69):井波へ(16.3)

 それでは井波へと向かいましょう。駅に向かう途中に、志功が一時住んでいた舟岡家がありました。近くにあった、志功の作品が陶板で再現したモニュメントを撮影。
福井・富山編(69):井波へ(16.3)_c0051620_2220889.jpg

 うっ… 見たくないものを見てしまった… 「経済で、結果を出す。一億総活躍社会へ。自民党」という安倍晋三首相のポスターでした。違うでしょ、"経済で結果を出したように事実をごまかす"、"一億総酷使社会"でしょ、と半畳を投げ入れたくなります。彼が目指すものは明々白々なのに、そしてその言動からとても信頼できる人物ではないことも一目瞭然なのに、東京新聞(2019.6.17)によると安倍内閣の支持率は47.6%、不支持率は38.1%です。やれやれ。『週刊金曜日』から、彼に対する人物評を紹介して警鐘を鳴らしたいと思います。
「金曜日から」 成澤宗男
 現在はそれほど極限状況ではないが、低能で虚言癖がひどく、幼児性丸出しの男が、かくも愉快そうに権力を弄んでいる様を見せつけられるほど気分が害される瞬間はない。結局その根源は、5回も国政選挙でこの男を喜ばせた「有権者」とされている人々の無恥と無責任さにある。(№1204 18.10.12 p.66)

「外交の場でもウソをつく安倍首相の「心の病」」 適菜収
 安倍晋三首相は「右翼」、「復古主義者」、「ナショナリスト」と誤認されていますが、その本質は違います。この国の利益などまったく気にせず、米国に言われる通りにナショナルなものを解体しようとしているグローバリストです。だから農業を破壊するTPPを推進しようとし、「規制緩和」と称して財界の利益に即した新自由主義政策をとる。
 それが自分の権力維持に好都合だからです。だから政策も主張も、一貫性がない。安倍首相は「保守」とは何の関係もないただの「アホ」です。すぐにバレるウソを平気な顔でつき続けてきましたが、最近は外交の場でも大ウソをつくようになりました。
 (中略) このような幼児性丸出しの人物が、6年近くも野放しにされているのは、日本は三流国家に転落したことを意味します。(№1206 18.10.26 p.17)

「首相は勝ち負けでしか物事を考えられない政治家」 金田一秀穂
 第1次安倍内閣発足の06年から自民党総裁選で3選を果たしたこの9月20日まで、国会答弁で「全力」を発したのは391回。学生を見てきた金田一は言う。「できのいい子は全力とは言わない。できる限りと言う。全力なんて四六時中出せるもんじゃないから」 「しっかり」は506回。18年6月27日、国家基本政策委員会合同審査会。「これが『しっかり』と消費に転じて、いい、これは好循環を回しながらデフレから完全に脱却をし、『しっかり』とこれは税収も増やしながら、また、出る、出るものも『しっかり』と点検をしながら…」
「まさに」392回、「~において」526回…。金田一曰く。「同じフレーズを使うのは、何かを言葉で表現するとき、よく考えていないということ」 (p.18)

 本日の一枚です。
福井・富山編(69):井波へ(16.3)_c0051620_22213479.jpg

by sabasaba13 | 2019-11-29 06:27 | 中部 | Comments(0)
<< 組曲虐殺 福井・富山編(68):福光(1... >>