錦秋シリーズ第二弾! さる事情により去年は京都に行けなかったので、近場で我慢しました。11月23日の新嘗祭の日に鎌倉に行ってきましたが、紅葉には早すぎて色づいてさえいない有様。12月初旬が見頃かな。瑞泉寺の近くから建長寺に向かう天園ハイキングコースの途中に、獅子舞というもみじが群生している場所があります。ジモティ曰く、鎌倉で一番紅葉が綺麗なところだそうです。捲土重来。
というわけで、去年の11月末日に都内の紅葉狩りをしてまいりました。全体的に色づきはじめていますので、12月初旬には見頃でしょう。まずは駒込駅近くの六義園。五代将軍徳川綱吉に仕えた側用人の柳沢吉保がつくった「回遊式築山泉水」の大名庭園です。簡単に言うと、小山と池をぐるぐる歩きながら見る庭。歩くにつれて次々と景観が変わるなかなか変化にとんだお庭で、見ていて飽きません。空の色に染まった水面と、そこに映る紅葉が美しい。
ここから本郷通りを歩いて、旧古河庭園へと向かいます。この通りは「クロンボ」(おいおい!)とか「こもれび」といった心が液状化してしまうようなゆるゆるしたネーミング・雰囲気の喫茶店が建ち並び、気に入りました。喫茶店が多い街って暇人が多くて住みやすそう。途中にあったことぶき地蔵尊に、卓上コンロが置いてあったのには驚きましたね。呪符を焼くのか護摩を焚くのか不明ですが、ディープな街です。消防法に違反しないのだろうか? 「ま、そんな堅いこと言いっこなし」というお地蔵さんの声が聞こえてきます。
本日の一枚は、六義園です。