長野観桜編(6):高島城(17.4)

 途中にあった恰幅のよい民家は「春屋」、江戸時代末期にできた旅籠で、現在はギャラリーとして利用されているようです。
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 自転車を返却し、下諏訪駅から中央本線に乗ると数分で上諏訪駅に着きました。本日最後の訪問先、高島城は駅から徒歩十分のところにあるそうです。Here we go !
 青木産婦人科医院はもう廃業されたのでしょうか、少子化の影響かもしれません。
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 ひさしぶりのフェイス・ハンティング、でもこれは絶対に偶然ではないですよね。目くじらをたてるほどのことではありませんが。
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 そうこうしているうちに高島城に着きました。おおっここの桜も満開だ。天守にのぼって上から眺めたり、池に映る桜花を愛でたり、本日最後の花見を心ゆくまで楽しみました。
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 それでは帰途につきましょう。そうそうせっかく上諏訪まで来たのですから、ちょっと寄り道をしてひさしぶりに片倉館を拝んでいきましょう。アシンメトリーな造形、謎の塔屋、国籍不明の意匠、いったい何だと思います? 実は温泉なのですね、これが。
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 『建築探偵 神出鬼没』(藤森照信 朝日新聞社)から引用します。

 その昔は"千人風呂"の他に"滝風呂"とか地下にはローマ式の蒸し風呂まであったというから、日本の温泉の伝統的な共同浴場というよりはヨーロッパの温泉保養地の中心施設(クアハウス)のような性格が強く感じられる。
 実際、そのとおりで、諏訪に拠点を置いて世界一の製糸家となった片倉兼太郎が世界一周旅行をした時、ドイツのバーデンバーデン(と推測される)に寄り、その充実した温泉施設に感動し、帰国後の昭和三年に創業五十周年記念事業として建てて公開したのがこの片倉館なのである。
 この施設の誕生によって、諏訪盆地全域の人々が気軽に温泉を楽しむことが可能になったし、また、この地方の製糸工場で働く工員や女工の福祉向上にも役立ち、夕刻になると対岸の岡谷より船を仕立てて入浴に来たという。(p.172)

 なお映画『テルマエ・ロマエ』のロケ地としても使用されたそうです。設計は森山松之助

 というわけで、見るべきほどのことは見つ、家路につきましょう。身も心も桃色に染まった幸せな一日でした。信州の桜、また見に来たいな。


by sabasaba13 | 2022-10-29 06:37 | 中部 | Comments(0)
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