「カーサ・パラディーゾ」

 鎌倉花火大会の翌日です。天気予報によると今日は晴れて猛暑日になる模様です。予定通りアパートの部屋でぐだぐだして掃除・選択を済ませ、昼食のイタリア料理を食べて帰郷することにしましょう。昨晩山ノ神が教示してくれた「お寿司粥」をつくってもらい、みんなでいただきましたが、本当に美味しい! 味付けはいっさいしていないのに絶妙なお味になっていました。お試しあれ。
 食後に外へ出て紫煙をくゆらしていると、向かいのお宅に細長く白いアサガオの花が、下を向いてたわわに咲き誇っていました。どこかで見たことのある花だなあ。そうだ、部屋に戻って持参したクリア・ファイルを見ると酷似した花の絵です。岡田美術館で購入した田中一村の「白花と赤翡翠(あかしょうびん)」という絵のクリア・ファイルです。キダチチョウセンアサガオという花ですが、確認はできませんが同じ花かもしれません。
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 「虎に翼」を見て、しばし歓談。そしてみんなで手分けして部屋を掃除し洗濯物を干し終わるとそろそろ予約の時間です。車に乗って海沿いを走る国道134号線を西へ向かいます。昨晩の喧騒が嘘のような海辺を眺めながら稲村ケ崎を越えて七里ヶ浜を走ります。山ノ神が予約の電話をした時に駐車場を確認すると、店にはなく近くの顕証寺の隣にコイン・パーキングがあるとのことでした。皿のように右手を凝視していると…顕証寺がありました。しかし交通量が多いこの道路でのUターンは不可能です。この先にある鎌倉高校近くの江ノ電の踏切を渡ったところでUターンするしかありません。右折マークがあったので車の流れが途切れるのを待ったのですが、踏切近辺は観光客が押し寄せており大変な人混みです。なぜ? 今インターネットで調べてわかったのですが、人気アニメーション「スラムダンク」の冒頭シーンにこの踏切が登場するそうです。漫画の「スラムダンク」はリアルタイムで愛読しましたが、アニメ版は見たことがありません。慎重に車を進める山ノ神、すると突然中年の女性がこちらを見ずに車道を横断しようとします。キキー ふう、間一髪で事故を回避できました。ま、馬に蹴られて死にたくないので他人様の趣味にケチをつける気はありませんが、せめて、せめて良識は守ってほしいものです。ニュースでよく報道される外国人観光客のインモラルな行為を実体験しました。
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 路地に入ってUターンをして踏切を渡り、国道134号線を戻ってふたたび踏切を渡り顕証寺となりのパーキングに無事駐車することができました。踏切を渡って稲村ケ崎方向にすこし歩くと江ノ電の線路にフェンスがなく、眼前を列車が大迫力で疾走していきました。
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 歩いて数分のところに「カーサ・パラディーゾ」がありました。公式サイトから転記します。

 築地パラディーゾと築地トゥットベーネの兄弟店です。当店のピッツァはすべて現地イタリアから厳選輸入した食材を使用し、レシピ、作業行程を忠実に再現したトラディショナルなナポリピッツァです。

 店内に入ると、素晴らしいロケーションに驚きました。七里ヶ浜と海を一望でき向こうには江の島を遠望できます。富士山も見えるそうですが、本日は晴れてはいますが湿度が高いためにもやっており見えませんでした。残念。
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 そしてウェイターの方にお薦めを訊きながら注文。

アンティパスティ(前菜)4種
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カラフルミニトマト(石川輪島上田農園)と生クリームを包んだモッツァレラチーズブラッティーナのカプレーゼ
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ロマーナ(トマト・バジル・アンチョビ・オレガノ・モッツァレラチーズ)
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パラディーゾ名物 ペスカトーレ・リングイネ(本日の魚介・チェリートマト)
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パラディーゾ名物 クレームブリュレ(シチリア島ブロンデ産ピスタチオ)
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エスプレッソ(ダブル)
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 外れなし、すべて感動ものの美味しさでした。中でもピッツァは特筆に値します。上に乗った具材やチーズの美味しさもさることがら、モチモチにしてサクサクの生地には頭を垂れましょう。看板によると、ナポリ直送の窯で焼いた本場のナポリ・ピッツァだそうです。私がこれまで食べたピッツァの中で文句なしの筆頭です。
 ペスカトーレ・リングイネも素晴らしい。大きな貝殻の中にトマト・ソースのペスカトーレ・リングイネ、その上をさまざまな種類の貝がこれでもかこれでもかこれでもかとてんこ盛りにされています。絶妙に調理された貝、アルデンテのペスカトーレ・リングイネ、そしていろいろな貝の出汁がミックスした複雑玄妙な味のソース。私がこれまで食べたパスタの中で五指に入ります。
 みなさん大満足。山ノ神にいたっては次に来た時には何を食べようかと腕まくりをしてメニューに見入っていました。
店を出てアパートに戻り荷物を積み込んで帰郷。

 一泊二日という短い旅程でしたが、たいへん充実した旅でした。Tさん、Sさん、そして山ノ神、いろいろとありがとう。なお同じメンバーで来週は箱根を旅する予定です。

by sabasaba13 | 2024-07-25 08:42 | 料理 | Comments(0)
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