伊勢志摩編(3)：伊勢神宮(18.9)

　そして豊受大神宮に到着。

　公式サイトから引用します。

　伊勢市の中心部、高倉山の麓に鎮座する豊受大神宮は、衣食住、広く産業の守護神である豊受大御神をお祀りし、古くから内宮に対して外宮と並び称されています。
　今から約1500年前、天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)として丹波国から現在の地にお迎えされました。内宮の御鎮座から約500年後のことです。以来、外宮御垣内の東北に位置する御饌殿(みけでん)では朝と夕の二度、天照大御神を始め相殿神及び別宮の神々に食事を供える日別朝夕大御饌祭が続けられています。

　なお「これより内での撮影は御遠慮下さい」という立て札がありました。写真に撮れないほど尊い存在だと思わせて権威を高めようとしているのでしょう。天皇制と通底する常套手段です。

　近くにある土宮(つちのみや)外宮に所属する四別宮のうちの一つで、祭神は鎮水防に功績のある土地の神・大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)です。

　そして石段の上に鎮座する多賀宮へ。外宮に所属する四別宮のうち第一に位し、祭神は、豊受大御神の荒御魂(あらみたま)だそうです。神様の御魂のおだやかな働きを「和御魂(にぎみたま)」と言うのに対し、荒々しく格別に顕著な神威をあらわす御魂の働きを「荒御魂」と言うとのことです。

　別宮の一つである風宮(かぜのみや)の祭神は、「神風」を吹かせた風雨の神を司る級長津彦命(しなつひこのみこと)・級長戸辺命(しなとべのみこと)です。

　以上で外宮の見学はおしまい、それでは内宮へ参りましょう。