言葉の花綵294

 ある一つの職業の偉大さは、もしかすると、まず第一に、それが人と人を親和させる点にあるかもしれない。真の贅沢というものは、ただ一つしかない、それは人間関係の贅沢だ。(『人間の土地』 サン=テグジュペリ)

 物質上の財宝だけを追うて働くことは、われとわが牢獄を築くことになる。人はそこへ孤独の自分を閉じこめる結果になる、生きるに値する何ものをも購うことのできない灰の銭をいだいて。(『人間の土地』 サン=テグジュペリ)

 救いは一歩踏み出すことだ。さてもう一歩。そしてこの同じ一歩を繰り返すことだ。(『人間の土地』 サン=テグジュペリ)

 そして彼は感じた、深い飢えのように、人間たちの中の一人の人間、人間たちと関連のある一人の人間になりたいという欲望を。(『人間の土地』 サン=テグジュペリ)

 歴史は実際のところ、犯罪と人類の愚行と災難の記録とほとんど変わるところがない。(エドワード・ギボン)

 命令を下すことになれてしまった人間は、恐らく判断力を失ってゆく。あの若い士官の上級、その上、そのまた上の上へとピラミッドを辿っていったら、頂点にはどんな化物がいることだろう。(『時間』 堀田善衛)

 労働のない人生はすべて腐敗するが、労働に魂が入っていなければ、人生は窒息し、息絶えてしまう。(アルベール・カミュ)

 労働の分業は国民を暗殺する行為である。(D・アーカート)

 金よりも大事なものが無い老後 (2016年のシルバー川柳)

 私たちが、他者の苦悩に頼って自らの再生産を続けることを拒絶し、自分たちを他者から切り離された存在として受けとめることを拒絶しないかぎり、コモンなどおよそ不可能である。(シルヴィア・フェデリーチ)

 軍事的栄光をあまりに明るく描いて、人々の視線をそちらに釘づけにしようとしているが、じつは、そこにあるのは血の雨に立ちのぼる虹であり、破壊へと誘惑する大蛇の眼である。(エイブラハム・リンカン)

 人生における快楽や現実を手に入れるための手段としてお金に対する愛をもつ人々がいますが、こうした傾向は、病的な状態というよりも嫌悪感さえもいだく状態です。それは、半分犯罪的で半分病的なもので、人々は恐れおののきながら、その処置を精神病の専門家に任せています。(ジョン・メイナード・ケインズ)

by sabasaba13 | 2025-02-16 07:09 | 言葉の花綵 | Comments(0)
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