静岡編(3):焼津(19.12)

 さてそれでは東海道本線に乗って焼津へと移動しましょう。その旨を告げると、運転手さんは富士駅より、富士川駅の方が近い助言をしてくれました。はい、それでは富士川駅へ行ってください。駅に着き、運転手さんに丁重にお礼を言って料金を支払い、ブロンプトンをごろごろと転がしてホームへと行きました。おおっ、ここからは富士山がよりクリアに見えました。ぶんだばー!
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 東海道本線に乗ること50分ほどで焼津に到着です。めざすは花沢の里、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された味わい深い山村集落です。焼津市の公式サイトから転記します。

 花沢の里(はなざわのさと)は、山の谷地にある30戸ほどの山村集落です。奈良時代の旧東海道と言われる「やきつべの小径」の上り坂の途中にあり、石垣と板張りの建物と山林など周辺の自然環境とが一体となって独自の歴史的景観を作り出しています。
 建物は江戸時代以来の伝統を保ちながら、明治後半以降の蜜柑栽培などの盛行とともに増改築されてきました。この歴史的景観が評価され、平成26年に静岡県で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
 沿道にある古民家カフェや古刹の法華寺なども見所です。
 保存地区は南北約800m、東西約240mで、街道沿いの屋敷地と、そのまわりの畑や山林を含みます。屋敷地が密集するのは南北約500m、東西約50mと狭い範囲に限られています。地区の周囲は山々に囲まれ、南側の吉津地区の集落とは200mほど離れているので、山の中腹から遠望すると隠れ里のように感じられます。その一方、焼津駅からは約4キロメートルと近く、地区から国道150号の通る日本坂トンネルまでは数分で出られるなど、市街地とのアクセスが大変良い場所にあります。
 保存地区の中央には旧東海道といわれる日本坂峠への道が花沢川と並行して通り、集落は法華寺を北端として、その南に位置しています。屋敷は街道の西側に集中し、傾斜地のため石垣を築いて屋敷地を造成しています。敷地の平場を最大限に確保するため、石垣は道路際から築かれており、その石垣の直上に農作業などで使われた附属屋が建ち並んでいます。
 建物には江戸時代の主屋(母屋)や附属屋が散在的に残り、明治時代後半以降のお茶・蜜柑・養蚕の盛行とともに建物が増改築されてきました。附属屋にはお茶などの農作業や蜜柑貯蔵のほか、蜜柑収穫時期に季節労働者が宿泊する建物も増築されました。中には隣同士の附属屋の2階をつないで部屋とした建物もあります。
 街道沿いには石垣と附属屋が階段状に連なり、独特の景観を作り出しています。また、集落周辺の傾斜地は生業の場所として使われ、街道から望見できる場所に蜜柑畑や山林を持っています。特に蜜柑栽培は花沢を潤した生業で、昭和35年の栽培ピーク時には、一面が蜜柑畑となり、蜜柑を出荷するための索道が何本も引かれていました。
 山の谷地に形成された花沢の景観は、街道沿いに連なる石垣と建物群が周囲の山林・畑地、川などの自然環境と調和し、独自の歴史的風致を形成しています。

 山村ということで坂をのぼらなくてはならず、はなから日和ってタクシーを利用することにしましょう。9月の静岡旅行ではタクシーがつかまらず訪問を断念したのですが、今回は駅前で客待ちをしているタクシーがありました。よかった。ブロンプトンをトランクに入れ、タクシーに乗ること20分ほどで到着です。タクシーには待っていてもらい、徒歩で花沢の里を散策しました。ここは訪れる価値があります。ゆるやかな坂道に沿って、石垣の上に建てられた木造の古い民家が並んでいます。緑なす山々を借景にして統一感ある家並みは、まるで一枚の絵のよう。景観を堪能して写真を撮り、ふたたびタクシーに乗って焼津駅に戻ってもらいました。
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by sabasaba13 | 2025-11-24 07:06 | 中部 | Comments(0)
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