『東京新聞』(25.12.20)を読んでいたら、こんな記事がありました。 断熱性に優れた災害用住宅備蓄を ちばてつやさんがCF開始 断熱性に優れた災害用簡易住宅「インスタントハウス」を備蓄するためのクラウドファンディング(CF)を、20日までに漫画家ちばてつやさんらが始めた。「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の発表後、避難所の寒さ対策が改めて課題に。ちばさんは「災害のたびに胸を痛めていた。被災者の力になれれば」と話す。 ちばさんのホームページに氏の思いや写真、詳しい情報が掲載されていますのでご覧ください。 自然災害や冷酷な国策による犠牲者についてあまり報道せず、どうでもいいようなニュースを垂れ流すメディアに大きな不満を抱いています。「今日の能登」「今日の福島」「今日の辺野古」「今日の高江」を毎日五分でいいから報道する気概と志がメディアにはないのかしらん。 それはさておき、貧者の一灯ですが私も寄付をしました。ほんの少しでも被災された方々のお役に立てればこれに勝る幸せはありません。 そして何度でも何度でも言いたいのですが、自然災害や国策による犠牲者に対して自民党政権が冷酷なことです。こうした優れた簡易住宅は善意の一般人によるCF以上に、政府が資金を出して積極的に推進・普及すべきでしょう。しかし被災者を冷たい体育館や公民館に放置して、何ら良心の呵責も感じていないようです。「東スポWEB」(24.3.12)にこんな記事がありました。 登山家の野口健氏(50)が12日までに自身の「X」(旧ツイッター)を更新。岸田文雄首相の追悼の言葉をうけコメントした。 これだけ自然災害が多い日本では、防災と被災者へのケアと復興を最優先の課題とすることが、政府の責務でしょう。被災者へのケアに関する具体例としては、スフィア基準の実践があげられます。「人道憲章、権利保護の原則、コア基準」の三つの共通の土台と、生命保護のために必要不可欠な四つの要素である「①給水、衛生、衛生促進②食糧の確保と栄養③シェルター、居留地、ノン・フードアイテム(非食糧物資)④保健活動」の各分野における最低基準のことです。具体的には、1人あたりの居住空間は最低3・5平方メートル、トイレは20人に一つ以上を、男性1対女性3の割合で設置することなどです。 イタリアで取り組まれている「TKB48」(生存のために不可欠な、安心できるトイレのT、元気の出る食事を保障するキッチンのK、安眠ができるベッドのBを災害発生時から48時間以内に整備)も参考にすべきでしょう。 ケアを含め、防災と復興に、最大限の予算と人員を投入して、最善の方策を実行することが政府の責務です。しかし、自称"働いて働いて働いて働いて働く"高市早苗首相が12月26日に閣議決定した2026年度予算案の軍事費は過去最大の9兆353億円(米軍再編関係経費などを含む)となり、初めて9兆円を突破したとのことです。[『しんぶん赤旗』(25.12.27)] もうため息も出ません。真の安全保障、私たち日本で暮らす者の命と健康と財産を守ることを真剣に考えているのであれば、こんな無体で無情で非人道的な予算はたてないでしょう。 私たちの命と健康と財産を守ることより、アメリカと日本の軍需企業の利益を優先する高市内閣。その血も涙もない内閣が高い支持率を誇る…何故なのでしょう? 私の理解の範疇を超えています。
by sabasaba13
| 2025-12-29 06:58
| 鶏肋
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Comments(2)
こんにちは。仙台市に住んでいるCharlieです。
以前にもコメント入れさせてもらいました。この記事をみて何故日本では災害にあった人々に冷酷なのか考えてみました。 それはそのような地域を被災地、人々を被災者と、何か悪いことをした人のように呼ぶからです。数十年前の避難所と現在の避難所が全然変わらないのは、そこに突っ込んどけみたいな感覚があるからです。 政治家は被災しないので困りごとが分からない。行政は災害救助法の適用を受けて自分の財政を圧迫させない。法律は被害の状況(全壊、大規模半壊、半壊・・・)に応じて支援を決める。被害をモノで図る。モノに固着して人々の生業、生活、人権には目を向けない。そういう非人道的精神の塊なわけです。 イタリアの支援体制はあらゆる職種の人々が現場に乗り込む優れた取り組みです。 何故災害大国の日本がイタリアに習わないのか不思議です。平時でさえリーダーシップをとれない人たちが災害時に能力を発揮できるわけがありません。 ひたすら三大都市圏に大きな災害が起きぬよう祈るばかりです。 最近では災害対策基本法、災害救助法が改正され、災害ケースマネジメントなる被災者支援がうごきつつありますが・・・やはり不安はぬぐい切れません。
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こんばんは、Charlieさん。ご丁寧なコメントをありがとうございました。
"被害をモノで図る。モノに固着して人々の生業、生活、人権には目を向けない"、まったくその通りだと思います。被災者や被災地に対して、「やってる感」を演出して責任を逃れ、苦しみ困っている人たちと真摯に向き合わない、それが日本の政治だと思います。あきらめて何も言わず、何も叫ばないと、無慈悲な政府によって簡単に無視され切り捨てられてしまいます。要するに政府は私たち主権者を舐めています。 よって被災者や被災地を軽視し舐めるような政府、国会、首長、地方議会を、次の選挙で鉄槌をくだすことがとても大切だと考えます。有権者が団結して、次の選挙で退場に追いこむ。それを徹底的に執拗にくりかえし、彼ら/彼女らの脳みそのヒダヒダにわれら有権者の力を刻み込みましょう。
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自己紹介
東京在住。旅行と本と音楽とテニスと古い学校と灯台と近代化遺産と棚田と鯖と猫と火の見櫓と巨木を愛す。俳号は邪想庵。
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