麻婆豆腐

 先日見た映画「SAYURI」のパンフレットで、中国人俳優がとにかくよく食べることに驚いたという渡辺謙と役所広司のコメントが印象的でした。それでいてチャン・ツィイーもミシェル・ヨーもあんなに痩せていて美しいのですから、中華料理の奥深さを感じます。もちろん私も大好き。中華料理の美味しさにはいつも敬意を表しております。今回は陳健一氏直伝の、麻婆豆腐のレシピを紹介しましょう。レトルト食品は当然、そんじょそこらの中華料理店を木っ端微塵に吹き飛ばす超弩級の美味しい麻婆豆腐が、素人にも簡単につくれます。なお超弩級の「弩」とは第一次大戦後にイギリスが建造した最新鋭艦ドレッドノートのことだと聞きかじりました。それを超えるような巨大戦艦をつくる競争が激化していたことを物語るかつての流行語ですね。
1.豚の挽肉とにんにくみじん切りを炒める。にんにくの量は好みですね、入れなくともよし。豚挽肉は油がにじみ出るくらいじっくり炒めたほうがいいでしょう。
2.豆鼓(ドウチ)小さじ2+豆板醤(トウバンジャン)大さじ2+甜麺醤(ティエンメンジャン)大さじ1を混ぜておいたものをぶちこんで、挽肉とよくからめる。
3.そこに鶏がらスープを溶かした湯180ccを入れ、煮立てる。そして角切りの木綿豆腐を入れてしばらく煮込む。木綿豆腐はあらかじめ水を切っておいた方がいいかな。
4.胡椒・醤油・紹興酒を目分量で入れる。胡椒はその場で挽いたものがいいですね。日本酒でも可ですが、紹興酒の方が美味しいです。夜中に寝酒が切れた時のエマージェンシー・リザーブにもなります。
5.ねぎみじん切りを散らし入れ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。フィニート。
 中華調味料を買わねばならないという初期投資がありますが、きっちり回収できる味です。化学調味料を入れる必要はまったくありません。わが家ではその存在が消滅して何年にもなります。再見。
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by sabasaba13 | 2006-01-23 06:07 | 料理 | Comments(2)
Commented by kurashiki-keiko at 2006-01-24 14:07
珍しく出かけた先ではなくて料理の紹介ですね。
お料理もよくなさるんですね。
Commented by sabasaba13 at 2006-01-24 21:19
 こんばんは、料理を作るのは好きです。故桂文楽師匠のように、数少ないレパートリーを愚直に丹念に仕上げるというタイプですね。本当は志ん生師匠のようになりたいのですが。家に帰って「さあ今晩は何を作ろうかなあ」とゆっくり考え実行する精神的・肉体的ゆとりを奪い尽くす、現代日本の労働環境には怒りを覚えています。過労死や仕事・失業に絡む自殺やサービス残業を放任しているこの国家を、どうやって愛すればいいのか甚だ疑問です。
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