京都錦秋編(12):大原(21.11)

 それではバス停に行きましょう。ふと見やると「2019秋 香港人 Fighting ! 加油!」という絵馬がありました。2019年といえば、6月に激しい民主化運動が起きた時ですね。"加油"とは中国語で"頑張れ"という意味です。「2019秋」ということはこの運動が暴力的に鎮圧され中国政府が香港の自治と自由を本気で奪い始めた時期だと思います。そうした状況の中での「Fighting ! 加油!」という激励の言葉、香港の方が自らを鼓舞するために書いたのか、あるいは他国の方が香港市民を激励するために書いたのかはわかりませんが、いたく胸に響きます。そして中国政府によって完全に屈服されられた感のある現在の香港。そんな今だからこそ、「加油、香港!」と叫びましょう。私にできることは何もないのですが、せめて香港の情勢については関心を持ち続けたいと思います。
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 さて、さすがにお腹がへりました。寂光院の近くにあった池谷茶屋で、にしんそばと湯豆腐と梅ごはんを注文して二人でシェア。
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 そして長閑な山里の景色を楽しみながら大原のバス停までのんびりと歩いていきました。途中できれいに色づいた紅葉が何本かありました。
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 ある畑にこんな掲示板が立っていました。

 希少な京都大原の赤紫蘇
 800年の歴史ある京都大原のしば漬。
 しば漬の原料として欠かせない大原の赤紫蘇は里人の手により雑種交配しないように、毎年自家採種をおこない受け継がれてきました。
 大切に守られてきた赤紫蘇は、今なお原種に近い特徴があり「色・香りとも最高級品である」との製薬会社の報告を受けております。
 良質な赤紫蘇無くして、京都大原のしば漬は作り得ません。
 わたしどもはこれからもこの希少な赤紫蘇を伝え守り続けてゆきます。
 大原観光保勝会

 赤紫蘇の原種の保護と皆さまへのお願い
 京都・大原の伝統漬物「しば漬」に欠かせない京都大原の赤紫蘇。
 ここ京都大原の里では、800年の昔から毎年「自家採種」をおこない、交雑しないように赤紫蘇を守り伝えております。
 原種に近く色・香りともにたいへん良い京都大原産の希少な赤紫蘇、これからも未来へ伝えゆかなければなりません。
 赤紫蘇は他のシソ科の植物(青紫蘇やエゴマなど)と交雑が起こりやすい特徴があります。一度交雑してしまうと取り返しがつかないため、農業に従事する皆さまは下記の禁止事項をご覧いただきご協力をお願いいたします。
 ・他のシソ科の植物を出来る限り植えない
 ・他のシソ科の植物を自家採種しない(花を咲かせない)
 ・他のシソ科の植物を植えた際には、収穫後残らないよう管理する。
 大原産の赤紫蘇は未来に残す「里の宝」です。何卒ご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
 大原観光保勝会

 へえー、知らなかった。あの美味しいしば漬けには、大原特産の赤紫蘇が欠かせなかったのですね。旅をするといろいろと勉強になります。
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by sabasaba13 | 2026-04-06 06:44 | 京都 | Comments(0)
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