京都錦秋編(7):宝泉院(05.11)

 三千院の少し奥にある宝泉院も穴場だということなので寄りましたが、さすがに情報化社会、けっこうな人出でした。みなさん知っているんだなあ。ここの見ものは、部屋の二方が開放されており、柱・長押・床という横長の額縁でお庭を切り取って見たれるところです。ル・コルヴィジェのリボン・ウィンドウはここからヒントを得たのかな。一方には松の巨木、一方にはもみじの大木、見事な景観です。部屋の中央から眺めたいところですが、人が折り重なって座っているためそれは不可能。でも抹茶をいただきながら贅沢な時間を過ごせました。お寺の方が腱鞘炎になりそうな勢いで、しゃかしゃか茶をたてていたのが印象的。なお入り口の両側にある瀟洒な坪庭もいいですね。庭師の方が手入れをしておられる姿を見て、庭を美しく維持するのは大変なことなのだとあらためて痛感しました。
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 帰る途中のお店でぬれせんべいを買い、食べながらバス停に向かいました。大混雑かと思いきや、さすがにバス会社は手馴れていらっしゃる、臨時バスが次々に配車されあまり待たずにしかも座って帰ることができました。高野橋で降り、自転車に乗って川端通を南下、加藤順漬物店で土産を注文・配送してもらい、自転車を返却したのが午後六時半。この店で借りてよかった。なお山ノ神が以前さるお方から伝授された、ひったくり防止法を紹介します。写真のようにハンドルに肩掛けを通せばいいのですね。目から鱗、暮らしに役立つ「散歩の変人」。地下鉄東西線に乗り、烏丸御池で烏丸線に乗り換え、北大路駅で下車。すでに「スルッとKANSAIカード」の残額は10円、新しいカードを購入してさあどうすればいいのかなと、駅員に尋ねました。すると古いカードのみを入れて出口で清算とのこと。カードを入れると機械の残額表示が10円とでました。東京だと運賃の最低額がないと使えないのにね。関西人の合理性と人間らしさに頭を下げましょう。夕食は北大路にある洋食屋「グリルはせがわ」。入江敦彦氏が推薦しておられたので選んだ店です。エビフライ+ハンバーグのミックスフライ定食を食しましたが、なるほど感動も絶望もせず、十分な量と納得できる料金と真っ当な味でした。でも、やはり、何といっても「金平」がいいなあ。店の近くの歩道に不法駐車してある自転車には、シールが満艦飾に貼られていました。貼る側の熱意と執念がひしひしと感じられる物件。京都人のガッツを思い知りました。
 烏丸線で五条に戻り、ホテルに到着。明日はもう最終日です。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2006-02-12 07:37 | 京都 | Comments(0)
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