京都錦秋編(12):二尊院・祇王寺・滝口寺・常寂光寺(05.11)

 そして二尊院へ。総門をくぐると「紅葉の馬場」と呼ばれる広い参道がありますが、永観堂と同様、全体的に散漫な印象を受けます。あまり好きではないな。なお山腹の墓地には、三条実美・角倉了以・阪東妻三郎などの墓があります。
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 次は祇王寺、ここはええなあ。茅葺の山門と本堂、柔らかくそして息づくような杉苔、そしてもみじと竹林。まるで緑に包まれた小宇宙。清盛に捨てられた祇王が隠棲するのに相応しい、静謐なお寺さんです。
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 すぐ上にある滝口寺は穴場。もみじは少ないのですが、本堂の中から見るお庭は一幅の絵のようです。ほとんど人もいないので、ゆっくりできるし何より縁に座って煙草が吸えるのが嬉しい。嵯峨野の人いきれでストレスがたまった時にお勧めです。横笛との悲恋で有名な斎藤滝口時頼が出家した寺ですが、佐々木信綱が小説「滝口入道」にちなんで滝口寺と命名したそうです。
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 そして最後を締めるのは常寂光寺。さすがに大変な混雑ですが、石段から見下ろす仁王門とそれを埋めるような鮮やかなもみじはやはり一見の価値があります。小倉山からの眺望も素晴らしい。
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 さて帰省の時間が迫っているので、すぐ近くの落柿舎の前を指をくわえながら走り抜けました。それにしても原宿や巣鴨のような人混みが果てるともなく道を埋めつくしています。自転車を返却して、JR嵐山駅まで小走り、電車に飛び乗って新幹線の発車時刻にかろうじて間に合いました。
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 今回は確信犯的に混雑している紅葉の名所を動き回りました。文句を少ししか言わずにつきあってくれた山ノ神に感謝します。来年は、穴場とマイもみじを求めてはんなりと旅する予定です。実相院、蓮華寺、円通寺、大河内山荘、大悲閣千光寺、京都産業大学、貴船神社あたりかな。そうそう晩秋の花背もぜひ訪れてみたいですね。

 本日の二枚は、祇王寺と常寂光寺です。
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by sabasaba13 | 2006-02-17 06:10 | 京都 | Comments(0)
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