ダボス編(3):ホテル・ブンダ(05.12)

 さて空港駅からチューリヒ中央駅(Hauptbahnhof)まで約十分、ここで乗換です。ホームを移動していると、軍服を着て機関銃を背負った民兵を見かけました。射殺されては困るので、遠くから撮影。皆兵制度を取り、各家に自動小銃が置かれ、3日で60万人の民兵を集める臨戦態勢が取れる国だということをあらためて痛感しました。
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 次のLandquartまで急行(IC=Inter City)に乗って約1時間、ここでまた乗り換えて約一時間でDavos Dorf駅に到着です。前回はもう一つのDavos Platzという駅近くのホテルだったのですが、今回は少し繁華街から離れたところにあるホテルです。下車するともう一面の銀世界! などとはしゃいでいる場合ではありませぬ。私はポーターあるいはシェルパ担当でもあるので、自分のスキーバッグと山ノ神のトランクを抱えて雪道を歩きながらホテルを捜しました。「いざ行む雪見にころぶ所まで」(芭蕉)などと風流なことを言っている場合ではありませぬ。ひいこら言いながらも、幸い歩いて十分ほどでホテルに到着、さっそくチェックイン。さてビジネスクラスの一件で運が尽きたがどうかを判断する材料は、部屋と天候だと思っておりました。本館から地下道を歩いて離れの新館に案内されました。どうやらマンションの一室を客室として利用しているようです。部屋に入ると、おおっ、二人は赤木剛憲と三井寿のように(以下略) 広い! ベッドルーム、暖炉、椅子とテーブル、ベランダがあり、床暖房でホカホカした素晴らしい部屋でした。一階なのは残念ですが、ベランダに出ると眼前に広大な雪原と、その向こうにはアルプスの山なみ。申し分ありません。このあたり出身の画家、アロイス・カリジェの複製画が飾ってあるのも趣味がいいですね。風呂栓がゆるいのと、ティッシュペーパーと湯沸し器とトイレットペーパーのホルダーがないことなど小さな瑕疵です、許しましょう。この部屋だったら、六日間吹雪で外へ出られなくともかまいません。時差ぼけ解消のために、そそくさと就寝。
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 ●美の巨人たち「アロイス・カリジェ」
    http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/041016.htm
by sabasaba13 | 2006-03-07 06:07 | 海外 | Comments(2)
Commented by mimishimizu2 at 2006-03-07 09:47
もう20年も前にスイスに旅行したことがあります。チューリッヒにも
いきました。なつかしくおもいだしてしまいました。
Commented by sabasaba13 at 2006-03-07 18:18
 こんばんは。今回はチューリヒ散策はできなかったのですが、落ち着いた雰囲気の街ですね。なかなか充実したコレクションの市立美術館が気に入りました。
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