ダボス編(12):夜の徘徊(05.12)

 再び凍てつく街を歩いて戻り、COOP(生協)でジュース・ビール・ワインを購入。驚いたのは開店時間が6:00~23:00! 労働者の暮らしを重視するヨーロッパで、しかも生協がこれほど長時間営業するというのは、何か大変な事態が起きているのではと懸念してしまいます。さて昼食が遅かったので、軽い食事を取りたいなと思っていると、通りの向こう側にマクドナルドがありました。やむをえない、87回目の誓いを破って入店。グローバル企業を儲けさせたくはないのですが… マックの社長もダボス会議に参加しているのかな。写真を撮り忘れたのですが、非常に大人しい、周囲の景観に配慮した佇まいです。利益のために世界各地の文化や慣習を破壊するとともに、購買力のある地域では人々の反発を怖れてそれらを重視する姿勢を見せるというのがグローバル企業のやり方なのですね。グローバリゼーションに立ち向かうもう一つの鍵がここにもありそうです。なお日本のマックがあたりかまわず派手なのも納得できます。日本人は景観を破壊されても、気にせずかまわずマックを食べると見なされているのですね。
 チーズ・バーガー、飲み物等二人分あわせて、代金は25スイスフラン!(EUに加盟していないのでユーロではありません) 1フラン=約90円で換算すると、いかに高いかがわかります。グローバル企業の猖獗を食い止めるために、政府が何らかの措置を取っている可能性もありますね。ハンバーガーを入れてあるプラスチック容器と、ポテトフライの紙容器をチェックすると、小さな三角形の中にそれぞれ「6」と「21」という数字が記入されています。山ノ神から教えてもらったのですが、これはリサイクルをした回数です。事あるごとにチェックしているのですが、21回というのはこれまでの中で最高記録。ほんとうにリサイクルをしているかどうかは判明しませんが、少なくとも資源を大事にするという姿勢を見せなければならないということでしょう。やはりグローバル企業はしたたかです。
c0051620_1021503.jpg

 そうそうもう一つ気づいたのが、店員が(おそらく)すべてスイス人だったことです。経験則では、ヨーロッパでマックに入ると店員の多くは有色人種あるいは外国人労働者だと思われる人々でした。スイス人の(一見ですが)豊かな暮らしは、こうした人々を排除した上で営まれているのかもしれません。ま、日本もそうですけれど。
 部屋に戻ってビールを飲みながらくつろいでいると、午後10時に街中の教会の鐘がガランゴロンガランと鳴り響くのが聴こえてきます。

 本日の一枚は、以前にハーメルンで見かけて大人しいマクドナルドです。ダボスの店も、このような感じでした。
c0051620_18195486.jpg


 追記 先日、88回目の誓いを破って家の近くのマクドナルドで昼食をとりましたが、やはり包み紙等にリサイクルの回数は記されておりませんでした。
by sabasaba13 | 2006-03-21 08:31 | 海外 | Comments(0)
<< ダボス編(13):pischa... ダボス編(11):会議場(05... >>