台湾編(15):(06.3)

 そして高い塀と鉄条網に囲まれた軍民共用の花蓮空港の裏手にある海岸で少し時間を取ってくれました。曇天のため海は灰色ですが、広々とした海原を堪能。
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 振り返ると、金網越しに掩体壕が見えました。さっそくデジタル・ズームで撮影。バスに乗り込み空港に向かう途中で漢民族の墓地があり、車窓から眺めることができました。家の形をした豪華なものですね、いくつか沖縄と同型の亀甲墓があったのが興味深い。建てる向きがばらばらなのは、風水によって決めるからだそうです。
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 空港で、私の俳号「邪想庵」と彫ってもらった大理石の表札を受け取り、一休みしていると禁煙を勧める立て看板がありました。台湾でも禁煙ファシズムが進行しているのかな。そして再びプロペラ機に搭乗して台北松山空港に到着。空港からホテルに向かうバスには、何と天井に非常口がありました。初見ですが、これと撃破器があれば万全ですね。もちろんバスごと水中に落ちるなんて真っ平御免ですが。
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 さて、さすがに疲れたので夕食はホテルの中華料理店でいただきました。部屋に戻り、TVをつけると、さきほどのガイドさんの話を思い出しました。ガイドさんのご両親は福建省出身で、北京語がほとんど話せないということです。そういう方はかなり多いのですが、漢字で書かれた文章は読める。よって、台湾のTV放送ではかならず漢字の字幕が映されるとのこと。さっそく確認しました。なるほど、どの番組を見ても必ずテロップがでてきました。まずは学園ドラマのようですが、生徒の中に茶髪が一人もいません。そういえば街中でも、髪の毛を染めた女性が非常に少なかった印象を受けます。道教や儒教との関係なのかなあ。特に儒教では、魂がやがて肉体に戻ってくるという信仰があるので、体に手を加えることを忌避するそうです。次の番組は麻雀クイズ番組。麻雀が、娯楽として日常生活にしっかりと根付いている様子がうかがわれます。
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 本日の一枚は、掩体壕です。
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by sabasaba13 | 2006-06-23 06:19 | 海外 | Comments(0)
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