東北夏祭り編(4):三沢(06.8)

 山ノ神との待ち合わせ時間まで40分ほどあるので、駅周辺を散策することにしました。駅前の坂をのぼっていくと、三沢商業があるようです。高校野球選手権、松山商業との決勝戦で延長18回を投げぬいた太田幸治投手を思い出しますね。別段高校野球には興味がないので、表敬訪問はせず駅の裏側にまわりましょう。商店街を歩くと、シャッターを閉めている店も多くうら寂しい印象を受けます。これはおそらく1990年代三度にわたって緩和された大規模小売店舗法の影響でしょう。少し離れたところに、マックス・バリューの大きな看板が屹立しているのが見えました。地域の人々を結びつける地元の小売業者がかたっぱしからつぶされるようでは、この国に未来はありませんね。いいかげんに規制緩和という悪夢から、目を覚ますべきだと思います。「俺は負けんぞ」とばかりに手焼きの煎餅を黙々とつくっているおやじさんの姿が心に残りました。また塩・煙草を販売するという看板も、随所で見かけました。往時の名残なのでしょう。今では忌み嫌われている塩分ですが、体には欠かせないものですよね。そうそう、「学生割引50円」という文言を掲げる飲食店を何軒かありました。“苦学生”という死語を思い出します。
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 駅前には「全国唯一の駅前広場にある神社」と誇らしげに胸を張る若宮八幡宮があり、その前にベンチにはとても毛並みのよい黒猫がまどろんでいました。玉代・勝世姫をあしらった大きなこけしも鎮座しております。飛鳥時代に、世をはかなみ流浪の旅に出た橘道忠を捜しにきた姉妹ですが、すでに父は亡く、その霊に誘われて沼に入水したそうです。姉が入水したのが姉沼、妹が入水したのが小川原湖だそうな。それにしてもひでえ父親ですね。さて列車は時刻どおり到着、山ノ神と合流し、タクシーで再び空港に向かいレンタカーを借りました。
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 本日の一枚を全国730万人の野良猫ファンに贈ります。
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by sabasaba13 | 2006-08-29 08:39 | 東北 | Comments(0)
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