東北夏祭り編(18):秋田竿灯(06.8)

 さて後藤旅館に別れを告げて、秋田へと向かいましょう。途中にある大館は昨年訪れたのですが、花岡事件の舞台となった地です。政府の農業政策に翻弄された八郎潟を右手に見て、12時半に秋田到着。心配していた空きコインロッカーもすぐに見つかり、荷物を預けてさあ歩き回りましょう。観光案内所で地図をもらい美味しい稲庭うどんの店を訪ねると駅前地下にある「佐藤養助」を紹介してくれました。店に行き、さっそくうどんを所望。うん、美味しい。しっかりと歯ごたえのある細麺は蠱惑的でした。でも街中でうどん屋をあまり見かけなかったので、四国と違いうどんは日常生活に根付いていないのかもしれません。四国では、喫茶店にうどんがあったので驚きました。店の近くで、はめこみを三つ発見。いずれもオーソドックスな作りですので、安心して顔を入れることができるでしょう。なお「ゼイキッズ」とは何者ぞ、税金の使途を暴こうとする悪漢を成敗する、政府の味方なのかな。
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 さて、まずは昼竿灯が行われている通町へ行ってみましょう。竿灯の起源については、ねぶたとおなじ夏の睡魔をはらう「ねぶり流し」行事と、お盆の迎え火、さらには五穀豊穣を願う気持ちが結びついて生れたようですね。藩主の庇護もあって、宝暦年間(1751~1763)には現在のような形となったそうです。昼の部は、竿灯を支える技を競う競技会です。手のひら、頭、肩、腰でバランスをとって支えるのが基本技。これは見応えがありました。陽光のもと、演者諸氏の動きや表情、仲間とのやり取りをよく見ることができます。熱演している方々には失礼なのですが、やはり失敗して倒れるところを見たいというのが人情、気がつけばピンク・フロイドの「吹けよ風、呼べよ嵐」が頭の中で鳴り響いていました。ずんだずんだずんだずんだ (二件を目撃) しかし風にも暑さにも負けず、みごとにバランスをとる熟達の技には見惚れてしまいます。それにしても夜の部で倒したら、蝋燭の火はどうなってしまうのだろうと気になりました。
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 そして古い商家である金子家と、隣にある「ねぶり流し館」を見学。後者では、重さ5kgのミニ竿灯(本物は50kg)を持たせてくれます。「やらいでか」と一発気合を入れた山ノ神が挑戦、身内の欲目ではなく見事にバランスをとっていました。係りの方も、本日の来館者の中で一番長く持ちこたえたと賞賛。喜色満面、得意げな山ノ神の姿に、よくぞここまで成長したなあと私の目も潤んでしまいました。
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 本日の三枚です。どっこいしょ、どっこいしょ…
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by sabasaba13 | 2006-09-15 06:11 | 東北 | Comments(0)
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