テニアン・サイパン編(11):サイパン(06.8)

 いまだお天道様は顔を出さないので海には入らず、ホテル周辺を徘徊することにしました。その前にツァー・デスクに行ってオプショナル・ツァーの情報を仕入れましょう。各種パンフレットを検討した結果、明後日に車+自転車で北部をまわるツァー、四日後に南部戦跡をまわるツァーを予約しておきました。さてこのホテルは、サイパン一の繁華街、別名「南洋の歌舞伎町」ガラパンのすぐ近くです。日本語の看板をかかげた食堂・お土産屋・マッサージ店が建ち並んでいますが、歩く人もまばらで閑散とした雰囲気。あまり大きな町ではありません。「FOR RENT」とあるしもた屋も多いので、日本の不景気の影響かもしれません。呼び込みをする(おそらく)中国人・韓国人女性の声が中空に消えていきます。プロムナードの中ほどに「KOBAN(交番)」がありました。日本統治時代の名残でしょうね、こちらでは観光案内所もかねているようですが。祠のような謎の建築も発見、弾痕があるのでおそらく戦争前に日本人が建てた地蔵堂か何かかな。
c0051620_18533255.jpg

 地元民御用達らしき食堂でハンバーガーをいただき、デューティー・フリー・ショップ「ギャレリア」の前を通り、十分ほど歩くと立派なクリスト・ライ教会の現代的な風貌が見えてきます。カトリック信仰が今も生きているのがわかります。その脇には戦争により半壊した古い鐘楼が残されています。
c0051620_18535251.jpg

 この脇道の正面にあるのが砂糖王公園。先述した南洋興発関係の施設があったのでしょう、中央にはこの会社の中心人物で「砂糖王」と称された松江春次の銅像があります。奥には彩帆(サイパン)香取神社、手前にはさとうきび運搬に使われた小さな蒸気機関車が展示されています。道をはさんで日本病院跡の建物がありますが、現在は歴史博物館として再利用されていました。開館時間が終わっていたので見学はできませんでしたが。ガイドブックによると近くに日本刑務所跡があるそうですが見つからず捜索を断念し、ホテルに戻りましょう。
c0051620_1854105.jpg

 消火栓の四隅に鉄柱が建てられているのは、自動車による追突防止でしょう。運転は荒っぽいのかもしれません。ガラパンでは「サイパンダ」のはめこみをゲット。犀の角をはやしたパンダというキャラクターで、もちろん日本人が考えたそうです、やれやれ。それほど空腹ではないので、ABCストアでサンドイッチを買い、夜食にすることにしました。もちろんビールと酒もここで入手。ひさしぶりにバカルディ・ゴールドを飲んでみようかな。
c0051620_18542938.jpg

 部屋でしばし読書、そして氷をもらうために白くて短い円柱形の氷入れを抱えて製氷機のあるところまで二人で行きました。その場所が建物の端にあるので、けっこう長い廊下をてくてく歩かなければなりません。氷を入れた白い容器を両手で抱えて、長い廊下を歩いていると、ん、これは○○に似ているという考えがふと脳裏をよぎりました。いかんいかん、こんなことを言ったらせっかくのリゾート気分がぶちこわしだとぐっと口をつぐんでいると、山ノ神曰く「ねえ」、宿六「ん?」、山ノ神「これって骨壷に似てない?」、谷啓「がちょーん!」、車寅次郎「それを言っちゃあおしまいよ」 こうしてサイパンの夜は更けていきましたとさ。
c0051620_18544764.jpg


 本日の一枚は古い鐘楼近くの海岸からの眺望です。明日天気になあれ。
c0051620_1932981.jpg

by sabasaba13 | 2006-10-24 06:17 | 海外 | Comments(0)
<< テニアン・サイパン編(12):... テニアン・サイパン編(10):... >>