岩井・東海村・結城・古河編(8):東海村(06.10)

 消魂の至は、パンフレットに載っていたキャラクター、プルト君。「燃えないウラン(ウラン238)が原子炉の中で中性子を取り込んでできたもので、プルトニウムに変身するとウランと同じように原子力発電の燃料として使うことができます。プルトニウムを使うということはウラン資源を無駄なく使うということです。プルト君は燃えないウランの変身ぶりをイメージしています。」 そんなに可愛いのだったら、首相官邸で20トン、安倍伍長の自宅で20トン、保管してはいかが。なお来年以降、六ヶ所村再処理工場で可愛いプルト君をどんどんどんどんどんどんどんどん増やし続けるという政策が実行されるので、各家庭にスプーン一杯分のプルト君を分与するのも妙案かもしれませんね。そうすれば少しは彼の正体に気づくのではないかな。ちなみにこれは約2000万人を死に至らしめる量です。
 東海村を訪れて、北朝鮮よりも、日本の政治家・官僚・財界の方が、われわれに深刻にして激甚な脅威を与えていると確信しました。そしてあらためて官僚・政治家・財界にだまされない力=学力を涵養することが、喫緊にして最重要なわれわれの課題であると痛感。でもどうすればいいのでしょう。絶望するつもりも諦めるつもりもありませんが、暗澹とした気持ちを拭うことはできません。
 駅に向かう途中で、「原子力平和利用推進/核兵器廃絶宣言の村 東海村」という大きな看板がありました。核兵器におとらず原子力平和利用も危険なものだと早く気づいて欲しいものです。ちなみに同じ現象なのに武器の場合には「核」、発電の場合には「原子力」と使い分けるのはよくないですね。事態をあいまいにさせる典型的な官僚用語です。英語だと“nuclear”で両者を一括して表現します。その背後に「暴走族追放宣言の村 東海村」という小さな看板がありましたが、こちらは大賛成。みんなで力を合わせて、一般市民の生命や生活や幸福をふみにじりながら利権と国家的威信を求めて暴走する政治家・官僚・財界諸氏を一刻も早く追放しましょう。
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 常磐線で水戸に戻り、粘り強く闘うことを心に刻むために「ねばり丼(水戸納豆+山芋+おくら)」をいただきました。今夜は水戸に宿泊です。陽気に楽しく闘うことを肝臓に刻むために、地酒「副将軍」をいただきました。

 本日の二枚は、プルト君と核燃料サイクル開発機構遠景です。
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by sabasaba13 | 2007-01-19 06:09 | 関東 | Comments(1)
Commented at 2007-01-20 18:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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