京都錦秋編(7):大徳寺高桐院(06.11)

 宝鏡寺から西へ向かい、紫式部の墓の前を通り過ぎて大徳寺へと向かいます。境内に入るとそれはそれは見事に色づいた紅葉が散見されました。
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 公開されている塔頭がけっこうあるのですが、何といっても紅葉の時期に万難を排して訪れるのが高桐院です。有名な所なので穴場というわけにはいかず、混雑しているのは覚悟の上。私、ここのエントランスにはぞっこん惚れ込んでいます。現代美術のような踏み石と竹製の手すりが洒落ている、松と楓が覆う直線の小道(1)(2)のどんつきを左に折れて門(3)をくぐると、そこは別世界。竹やぶが生い茂る薄暗闇のなかにぼーっと浮かびあがる鮮やかなもみじ。ここで右に曲がると、リズミカルな意匠の踏み石が続く小道(4)の正面に萱葺屋根の門ともみじ、そして両側から覆いかぶさるもみじ、もみじ、もみじ。ここでまた道は右に折れ、門(5)をくぐり、また左に曲がると正面に入り口があります(6)。この狭い空間でこれだけの見事な景観を演出する技量と趣味の良さには脱帽です。移動しながら、移ろいゆく計5種類の眺めを楽しめるわけです、お見事! お庭もいいですね。中央に一つの灯篭、その背後に横に連なる楓、そして平坦な何もない地面を彩り鮮やかに飾る散りもみじ。視覚に与える快感を計算し尽くしたかのような庭造りです。叶わぬ夢とは承知しつつも、一人抹茶をいただきながら部屋の中央に座って、障子や鴨居の枠線ごしにこのお庭を眺めてみたい…
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 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2007-02-11 07:25 | 京都 | Comments(0)
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