ヴェネツィア編(12):リアルト橋(07.3)

 そしてリアルト橋へと向かいます。途中で山ノ神が興味深いドア・ノブを発見。(ちょうど彼女の目の高さに位置しているので気付いたそうな) アラブ系やネグロイド系の顔が彫刻してあります。これもかつて交易が盛んであった時代の名残なのでしょうか。
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 橋が近づくと、観光客を乗せたゴンドラや、客待ちをするゴンドリエーリ(船頭)の姿をよく見かけるようになります。もちろん天気の良い日をねらって乗るつもりです。
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 そして観光名所、リアルト橋に到着。16世紀につくられた大理石製の橋で、その上に商店が二列に建ち並ぶというユニークなものです。さすがに観光客で大変な混雑。そして橋のてっぺんからの眺望は「これぞヴェネツィア!」と叫びたいぐらいの絶景でした。緩やかに流れるカナル・グランデ(大運河)、両側に水の中からそそり立つ華麗なヴェネツィアン・ゴシック様式の建物群、水上を行き交う無数の船。これで太陽の光があたれば、より見事なものでしょう。眼福眼福。
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 そして凄まじい人混みをかきわけて橋の向こうの商店街を歩きました。二階が少し道路に張り出しているのは、住居部分を少しでも広くとるための苦肉の策なのでしょう。日本だと、一階部分を道路に張り出して公道を狭くしてしまうのですけれどね。(出桁造) みんなで共有する所を大事にするという意気込みを感じます。
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 歩いていると「VAPORETTO→」というプレートを見つけました。よしっ、水上バス(ヴァポレット)に乗ってアカデミア美術館に行きましょう。矢印の方向に歩くと、カナル・グランデに面したSan Tomaという船着場がありました。料金は一時間乗り放題で6ユーロ。12時間で13ユーロ、24時間で15ユーロです。たたたたたたかい。小さな船着場には切符売場がないようなので、船に乗って係員から購入しました。しかし、他の乗船客を見ると切符を買う様子がありません。すでに購入済みなのか、あるいはただ乗り? 乗る時も乗船中も下りる時も検札がないので、ただ乗りはじゅうぶん可能です。しかしガイド・ブックによるとごくまれに検札があり、無賃乗船に対しては高額の罰金が請求されるそうなので、やはり購入した方が無難でしょう。「ばれなければ何してもいいけど、ばれたらそれなりの落とし前はつけてもらうぜ」ということなのでしょう。人間的でいいなあ。願わくば、どこかの街みたいに「バポレ」とかいう電子チケットが導入されないように。
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 本編の足跡と本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2007-06-30 08:04 | 海外 | Comments(0)
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