京都編(1)(04.12)

 どうも一年に一度は上洛しないと気がすまないたちで、昨年末に京都に行ってきました。今回は、京都に関する興味深いエッセイを数多く著している入江敦彦氏の「秘密の京都 京都人だけの散歩術」(新潮社)を参考にして、ツーリストが普通行かない所を重点的に徘徊しようと思います。あと未踏の地、天橋立にも行く予定。天候が不安定だという予報なのですが、山ノ神同伴なので何とかなるでしょう。ほな、いってみよか。

 予報通り、晴れ時々曇りの天気。「京都見聞録」という貸し自転車屋に、ホテルまで自転車を届けてもらい出発です。お隣の養源院のお庭に挨拶し、もしや紅葉が残っているのではと淡い期待を胸に東福寺へ。途中の今熊野商店街にある「ゲベッケン」というパン屋でモーニング・サービスをいただきました。焼きたてパン二個+珈琲飲み放題、満足満足。さすがに紅葉は終わっていましたが、緋毛氈を敷き詰めたような散り紅葉が素晴らしい。そして川端通りを北上し、加藤順漬物店で年賀を送りまくり、出町柳へ。下鴨神社の糺の森を散策しました。都市のど真ん中に残っている原生林ということで、世界遺産に選ばれたとか。ところどころに見事な紅葉が見られるのには驚愕。もう年末だというのに… 賀茂川を渡って枡形(出町)商店街へ。錦市場も結構ですが、こうした地域に密着した商店街もいいですね。おばさんの波をかきわけながら、店頭で売られているものを物色。九条ネギが美味しそう、必ずネギ焼きを食うぞと心に誓いました。どんつきにある蕎麦屋で鴨南蛮とニシンそばをいただき、さらに北上。
 桓武天皇に無実の罪をきせられ非業の死をとげた早良親王を祀る上御霊神社を拝見しました。ここは応仁の乱勃発の地でもあります。人気のない森閑とした境内はただならぬ気配を感じさせます。「怨念がおんねん!」と薄ら寒いギャグをとばしても、虚しく空に吸い込まれていくだけでした。次は天寧寺。比叡山が借景となる額縁門が有名なのですが、残念ながら修復中。裏手の墓地に近藤勇の墓があると、今知りました。付近にあった地蔵の石仏を集めた上善寺を訪れ、再び賀茂川を渡って上賀茂神社へ。ここの神官たちが住んでいた家々が明神川に建ち並ぶ「社家町」もいい雰囲気ですね。この辺は、すぐきの産地でもあります。さて東へ向かい、山の麓にひっそりと佇む大田神社によって、深泥池(みぞろがいけ)へ。氷河期以来の動植物が今も生き続ける貴重な池なのですが、京都有数の心霊スポットとして有名ですね。安藤忠雄設計の「陶板名画の庭」を見たかったのですが、残念ながら休館。
 そして本日のメイン・ディッシュ、大文字山へ。大文字送り火まで登るハイキング・コースがあり、そこからの眺望は絶景との情報を信じましょう。銀閣寺門前の左手奥に自転車を置き、案内表示に従って登攀開始。木々の間を抜けて急な山道・石段を登ること約三十分、突然視界が開け大文字に到着。…………… すごい 京都の全貌が眼下に一望できる最高のビュー・ポイントです。「京都はあたしのものよ! オーホホホホホホホ」という気持ちになります。ほんっとに凄いですよ、ここは。はるか大阪の高層ビル群まで見通せました。はあ 心の底からお勧めします。リフトもあるのですが、多分お盆の時期のみの運行で焚き木しか乗せてくれないと思います。再び自転車に乗り、吉田神社の参道を西へ走り京都大学の脇を走り抜け、洋食屋「金平」へ。タンシチュー、カキフライ、カニコロッケをガツガツと瞬時にたいらげてしまいました。そしてホテルに到着。電話をして自転車を引き取ってもらいました。一日1500円、午後八時まで使用可、宿へのデリバリー・サービス、きちっと整備された自転車、この店はいいですね。「京都見聞録」090-7117-0410、お勧めです。後日ある方から、将軍塚からの眺望も素晴らしく、「京都も琵琶湖もわしのものじゃ、ガーハハハハハハハ」という気持ちになるそうです。夜に行ったことはあるのですが、昼は未見。うし、今度行ってみよう。
 デジカメの調子が悪かったので、残念ながら本日撮った写真はすべておしゃか。以前に撮影した金平のタンシチューをのせておきます。ほんっとに美味しいですよ。
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by sabasaba13 | 2005-02-11 08:31 | 京都 | Comments(0)
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