そして同じ道を戻ってホテルへと帰りましたが、いやあ夜景の美しいこと美しいこと。街灯の妖艶な明かりが建物を仄かに照らし、そしてそれらが運河の水面に映ってゆらゆらと揺らぎます。息を呑むような幻想的な光景を堪能しながら、ホテルへと向かいました。さすがに空腹なので、駅近くの店でピツァをいただきましたが、味は言わぬが花…
というわけで初日が終わりました。一番懸念したのはやはり治安状態です。以前、イタリアのローマで新聞を売ろうとする子どもたちの集団に取り囲まれ、ウェスト・ポーチの中をさぐられた経験があったもので、最初はすこし身構えていました。しかし心配は杞憂に終わりました。スリらしき集団も見当たらず、武装した警官の警邏もなく、銃声も聞こえてきません。夜の徘徊も特に問題なし。移民らしき花売りのおじさんに、8mほどつきまとわれたくらいでした。ただ歩き煙草をしていると、煙草をねだられるようです。旅行中に二回ほど経験しましたが、ことわれば特にトラブルも起こりません。もちろん、油断は禁物、何せ世界的な観光地なのでスリはうようよいると思いますが、ある程度それを想定して注意していれば大丈夫だと思います。やはり大事なのは外観。他人に不快感を与えない程度の貧乏くさいいでたちをしていれば大きなリスクは避けられそうです。
本編の足跡です。そして本日の一枚は夜景です。Buonanotte !