浅草七福神編(6):(08.1)

 次は弁財天のいる吉原神社です。石浜神社でUターンして橋場通りを少し南下、区立石浜図書館のところを曲がって西へと向かいます。この通りは日の出会商店街となっています。シャッターを閉め切って廃業した商店はほとんど見受けられず、地元の人々に支えられながらざっかけない商いをしているようです。元気のある商店街ってほんっとにいいもんですね。「洋食 中華 わたなべ」なんてえ店を見るとモリモリ元気が湧いてきます。それに喫茶店が多いのも嬉しいですね。きっと職住一体の街なのでしょう。商店の旦那さんが暇をもてあまして三々五々集まり、珈琲を飲みながら「もうかりまっか」「ぼちぼちでんなあ」などと会話している様子が眼に浮かびます。おまけに店名が「アミーゴ」「あなば」「コロラド」といった通好みなのも素晴らしい。きゅるるるるる さすがに人形焼を消化してしまった胃が文句を言い始めました。すると眼前にフライを揚げている肉屋がありました。ガラス・ケースを見ると、コロッケ・トンカツは当然のこと、メンチ・ハムカツ・ポテトフライがあるじゃあないですか。これがオクラホマ・ミキサーに対するお答えなのですね、ありがとう布袋さま。しかもポテトフライが7個で105円! さっそく購入して歩きながら食べたのですが、美味しい! ホクホクの小ぶりなジャガイモを、適度にサクサクの衣が優しく包み、そして香ばしい油の香が鼻をくすぐります。もう一口食べただけで、そこは愉悦の楽園。味に五月蠅い山ノ神にも献上しましたが、彼女も絶賛の逸品です。この出会いへと導いてくれた布袋さんに感謝して、私一人でマイム・マイムを奉納しました。(山ノ神は人目があって恥ずかしいと拒否)
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by sabasaba13 | 2008-08-25 07:37 | 東京 | Comments(0)
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