瀬戸内編(20):呉(08.2)

 さてそろそろ引き上げましょう。外へ出てバスが来るのを待っていると、術科学校の壁に「一瞬で命はなくなるよ 江田島中学校生徒会」というポスターが貼ってありました。よくわかってるじゃん、中学生諸君、その通り。しかも、一瞬にして他者の命を奪い、時によっては己の命も奪われる組織の壁にポスターを貼って堂々と宣言するところなんざ大したものです。お見事。
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 バスに乗り込んで五分ほどで港に到着、帰りは高速船でした。さて港ターミナルに隣接して「大和ミュージアム」が最近できたようです。閉館時間は午後六時、30分ほどしか見られませんが後学のため入ってみることにしましょう。海軍呉工廠で建造された戦艦「大和」の技術や当時の生活・文化を紹介し、科学技術の素晴らしさと平和の大切さを伝える、というのが謳い文句です。ホール中央には1/10スケールの大和の模型が展示されています。そして急ぎ足ですが、設計図、活用された技術、海底における大和のジオラマ、海中から引き揚げられた品々などを見物。
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 しかし根本的な疑問は残ります。航空機による戦闘が主流となった時代に、なぜこのような巨大戦艦をつくったの??? 軍部の見通しの甘さに加え、軍需産業の利権もからんでいるのかな、などと想像してしまいます。なおこの建物の最上階には、呉港を一望できる屋外テラスがあります。ちょうど夕陽が江田島の向こうに沈みつつあり、夕映えに輝く美しい港や海を見ることができました。眼福眼福。またミュージアムの向かいには、「てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)」があります。実物の潜水艦がどでんと野外展示してあるので、異様に目立ちますが、こちらは午後五時で閉館でした。
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 さて夕飯を食べましょう。港のターミナルにある「椿亭」で、地タコのてんぷらと、地アナゴの釜飯をいただきました。しっかりとした味でなかなか美味でしたね。
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 なおここから駅に行く通路の途中にある「くれ観光情報プラザ」は各地の観光資料が豊富、かつ午後七時まで開いているので、大変役立ちました。明日以降訪れる予定の三ノ瀬(下蒲刈島)・竹原・尾道に関する資料をいただき、今夜の塒、駅近くにあるビジネス・ホテルに直行。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2008-09-30 06:10 | 山陽 | Comments(0)
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