瀬戸内編(23):下蒲刈島(08.2)

 十数分歩くと松濤園に到着。入園料を払うと、受付の方がビニール袋に入れた沢山のポンカンをくれました。ご厚意は大変有難いのですが、旅の身の上、思い荷になるので遠慮したいと丁重にお断りしましたが。(後で「なぜ宅急便で送ってくれなかったのよ!」と山ノ神にしこたま叱られました) 未練が残ったので一つだけいただいて、何はさておき御馳走一番館を見学しましょう。
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 ここは朝鮮通信使資料館となっております。江戸時代、朝鮮通信使の来日に際し、下蒲刈島が藩の接待所・玄関口として大歓迎した記録、「安芸蒲刈御馳走一番」といわれたほどの歓待ぶりを忠実に復元した当時の豪華な料理、通信使の行列人形を配したジオラマ模型、全国から集められた朝鮮通信使に関する資料などが多数展示されており、なかなか興味深いものでした。中でも、当時の通信使を再現して日本各地でつくられた人形には驚きました。伏見人形(京都)、三春張子人形(福島)、相良人形(山形)、下川原人形(青森)などなど、実際に朝鮮通信使を見たことがない地方でも、これだけの人形がつくられていたのですね。しかもそこには蔑視の影は微塵もなく、異文化に対する江戸庶民の生き生きとした好奇心がみなぎっています。鎖国=島国根性の醸成、というのは一面的な見方なのかもしれません。勉強になりました、はい。
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 他にも、陶磁器館、西洋ランプや日本のランプを展示するあかりの館(中でもフェアリーランプのコレクションは世界有数だとか)、江戸時代の姿を復元した蒲刈島御番所などがありました。
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 番所以外は、各地の旧家を移築・改装したもので、なかなか味わいもあるものです。咲き誇りかけた梅もあちらこちらにあり、梅の香に包まれながら縁側にすわってポンカンを食べれば、この世は天国さっ! そうそう、園内には朝鮮通信使を模した顔はめ看板がありました。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2008-10-05 07:09 | 山陽 | Comments(0)
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