2005年 10月 18日 ( 1 )

沖縄編(14):西表島(05.8)

 翌日は奥西表ツァーへ参加しました。炭坑跡や旧日本軍がらみの物件、そして道路が通じていない陸の孤島舟浮集落をめぐるという面白そうなツァーです。まず快速船で西表島の上原港に到着、ここからバスで白浜港へ向かいます。乗客はほとんど途中の浦内川船着場で降りてしまい、残されたのはわれわれを含めて三組。白浜港から「ちむどんどん」号という喫水線が浅いボートに乗って、眼の前に浮かぶ内離島へ向かいます。ここの炭鉱は、1885(明治18)年、三井物産によって囚人を使役して採炭がはじめられたのですが、マラリアのために撤退。その後、八重山炭坑が引き継いで操業、日本人・福州人・台湾人、さらには強制連行した朝鮮人を坑夫として使役します。過酷な労働条件と会社の圧制によって、脱走者があいついだそうです。そして敗戦によって閉山。その様子を偲ばせる、密林の中に散在するトロッコのレールの一部、炭坑入り口、共同風呂跡、飲料水タンク跡などを歩きながら見学しました。正直言って迫力をもって迫ってくる物件はありませんでしたが、木々に埋もれつるがからまる廃墟を見ているだけで感無量です。
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 ふたたびボートに乗り、船浮湾へと向かいます。ここは陸地に奥深く食い込んでおり、船の国際避難所となっているそうです。台風の時など多数の船がここで停泊し、船をつなぐためのブイも浮かんでいました。そして両サイドにヒルギ(マングローブ)が密生するミズウチ川に入り、水落滝を船から拝見しました。そして船浮湾に戻り、舟浮集落へとボートは向かいます。途中、特攻艇を格納するためのいくつかの壕を海上から見ることができました。
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 本日の一枚は、内離島炭坑跡。炭鉱夫たちを飲み込んだ漆黒の闇…
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by sabasaba13 | 2005-10-18 06:06 | 沖縄 | Comments(0)