2006年 04月 30日 ( 1 )

小幡・白井・桐生編(10):桐生(06.2)

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 さて、安吾が殴りこみをかけた「ハラセガルデン」、彼が贔屓にしていた「ワリタ蒲団」「久保田洋服店」「だんごの大野屋」を見て、織物参考館「紫(ゆかり)」へと向かいました。藍染の体験などができるとともに、のこぎり屋根工場の内部にさまざまな織機が展示してあります。工場の内部に入ったのははじめてですが、ほんとに明るいものですね。採光を一定にするため北側に設けられた天窓からは、柔らかい光が屋内にさしこんでいました。乱反射させて騒音をやわらげるという効果もあるようです。
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 さて、安吾が暴れまわった歓楽街を抜けて、桐生の名士が社交のためにつくった、スパニッシュ様式の桐生倶楽部を見物して、郷土資料館に行きました。
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 地元の方が寄贈きたクラシック・カメラ三百数台の展示は圧巻、その道の好事家だったら垂涎でしょうが、興味のない私には猫に小判、豚に真珠。詳しい解説があればと思いますね、惜しい。
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 駅の裏側にまわり、撚糸会社の事務所であったモダンな洋風建築の絹撚記念館を見学。再び上毛電鉄西桐生駅へ向かい、その少し先にある幼稚園の裏手から大川美術館へとのぼる近道にたどりつきました。有鄰館の方の話では、某メーカーが覆面で新車の登攀テストをしたという噂もある、急坂です。ま、たしかに急ですが、日本一とは思えませんね。坂道を上って下って桐生駅に向かい、帰宅しました。
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 あらためて桐生が好きになりました。コンビニエンス・ストアが少なく普通の商店が元気で、高い建物も少なく空が広い素敵な街でした。かつて経済的に繁栄し、その後凋落しても栄華の記憶にとらわれず無理した街興しもせず、古いものを適当に残しながらほどほどにのんびり暮らせりゃいいじゃん、という雰囲気をそこはかとなく感じました。ん? これってこれからの日本の一つの方向性を示しているのではないかな。いいかげんに自然環境に致命的な負荷を与える闇雲な経済成長という迷夢から覚めて、桐生人のようにゆるゆると生きてはいかが。
by sabasaba13 | 2006-04-30 20:37 | 関東 | Comments(2)