2007年 07月 18日 ( 1 )

ヴェネツィア編(26):トラゲットと市場(07.3)

 さて目くるめくような眩暈から覚め、外に出てまたしばらく歩くと山ノ神がトランス状態に入りました。どうやら土産屋で売っているカーニバルの仮面に魅入られたようです。そのへんの屋台で売っている凡百のものではないという直感に打たれて店に入り、購入しました。どうやらここの旦那さんによる手作りのもので、ひとつひとつ表情が違うとのこと。喜色満面、満足げな彼女を見ていると、こちらの頬までスライムのように緩んできます。外に出ると近くの橋ではあるお母さんが見事な手さばきで乳母車をとんとんとんと下ろしています。
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 そのたもとでは、ドレスを着て通行人に微笑みかける大道芸人を見かけました。ヴェネツィアではこの手の芸人が多かったようです、芸と呼べるかどうか疑問ですが。
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 すこし歩くとトラゲットの看板を発見、乗らいでかっ! 橋が三つしかかかっていないカナル・グランデを渡るための隠し技、そう渡し舟です。係の方に0.5ユーロ(約80円)を渡し、さあ装飾のない実用的なゴンドラに乗り込みましょう。乗客は立ったまま、二人の船頭さんが巧みに櫓をあやつって大運河を横切るのですが、何せ雲霞の如く船が行き交っています。その余波でゴンドラが揺れる揺れる。もし舟から落ちたら助けてくれるのだらふか、Chiao!とかPazienza…とか言ってそのまま立ち去りそうだなあ、救命具も浮き輪もないしなあ、などと小心者の小生は考えていましたが、そういう悲観的な思考回路が皆無の山ノ神はきゃはきゃはと舟に揺られて嬉しそうでした。でもゴンドラから見る運河と建物群の眺めも格別ですね。こいつは是が非でも観光用ゴンドラに乗らなければ、と決意。
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 数分で対岸に到着すると、目の前は魚市場です。「鯛や比目魚の舞踊」と思わず場違いな歌を口ずさんでしまうほど、いろいろな海産物が売られていました。中には鯖のような魚もあり、青魚ファンの私としては「同志よ!」と叫んで抱きしめたくなりました。(誰を抱きしめればいいのかはわかりませんが) すぐ隣は青物市場、美味しそうな果物が山のように売られています。山ノ神はさっそくオレンジを購入、たどたどしいイタリア語で話しかけたら店のおばさんに「ブラビッシモ(たいへんよくできました)」と言われていました。その後も彼女がイタリア語で話しかけるたびに、けっこうこう言われていました。うーん、イタリア人の人を喜ばす技術には頭が下がります。人が喜ぶのを見ると自分も楽しくなるということかもしれませんね。これは見習わなければ。なお市場の近くで顔型呼び鈴を発見。
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 本編の足跡と本日の二枚です。ヴェネツィアン・マスクを買った店とトラゲット乗り場です。
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by sabasaba13 | 2007-07-18 06:09 | 海外 | Comments(0)