2008年 11月 08日 ( 1 )

屋久島編(3):世界遺産センター~トローキの滝(08.3)

 ここから橋を渡り数分歩くと、屋久島世界遺産センター。入場は無料で、屋久島に関するリアルタイムの情報が入手できます。屋久島の地図を描いた大きなホワイト・ボードには、先人諸氏によるさまざまな書き込みがあり、写真も貼付されています。
c0051620_915564.jpg

 「2/17 高塚小屋(筆者注:縄文杉の近くにある山小屋)からはかなりの積雪(80cm以上) トレースも消え、ルートファインディングとカンジキ、ピッケルは必携です」という書き込みには思わず二、三歩後ずさりをしてしまいました。かんじきいいい! ぴっけるううう? るーとふぁいんでぃんぐって何なの!? 登山の"と"の字も知らない私、来てはいけない見てはいけない世界にトリップしたようです。しかし一ヶ月ほど前の話なので何とかなるのでは、と大日本帝国陸軍のように自己中心的かつ楽観的な見通し(妄想?)を胸に抱きながら、私の闘志は通天閣のように火と燃えるのでした。メラメラ 脇に積んである登山届や、警察の電話番号が記入された小さなメモがいっぱい入っているコップを見ても、もう大丈夫。ただスギ花粉状況のお知らせと、たわわに花粉が詰まっていそうなスギの種鱗の写真には、少し腰が引けましたが。ま、縄文杉の花粉で涙と鼻水とくしゃみが出るのだったら、望むところです。
c0051620_922398.jpg

 そして再びタクシーで移動、十数分ほどでトローキの滝に到着です。後続車を待つ間に、駐車場にあった地元物産販売所でタンカンのジュースをいただきました。タンカンは屋久島の名産で、スィートオレンジと寛皮みかんの自然交雑からできた品種だそうです。甘味が強くなかなかの美味でした。さて車道から斜面の遊歩道をすこし下って行くと、木々の間からトローキの滝の姿を遠望できます。直接海へと流れ落ちる珍しい滝で、雨が降った後では大きな水音が轟くところから、とどろきの滝→トローキの滝と呼ばれるようになったそうです。いかんせん、あまりにも遠くにあるためその迫力を十分に感じ取ることはできませんでした。ふたたび車道へと戻り、滝の上にかかる橋に行ってみましたが、ここからの眺望も素晴らしい。緑の世界を満喫できます。
c0051620_924917.jpg

 そしてタクシーに乗ること十数分、次は千尋の滝の見物です。駐車場でタクシーから降りると、小さな祠の千尋嶽神社がありました。解説によると、ここ屋久島では山岳信仰がかつてさかんだったようで、年に一度山へのお参り(岳参り)をしていたそうです。その登山道を岳め道、山の神の領域と人の領域を区分するところを詣所・守所と言い、このあたりがそれに該当します。このあたりにある原(はるお)集落では、今でもモッチョム岳・雪岳・太忠岳・花之江河・栗生岳・宮之浦岳への参詣を二泊三日で行っているとのこと。一般の人はこの場所で祈願をするそうです。「あなたも山の神に願いを託しませんか」というポスターがあり、杉を薄く輪切りにした絵馬(300円)が奉納してありました。300円で願いを叶えてもらおうなんて甘い!という我が家の山ノ神の罵声が聞こえてきそう。
c0051620_931281.jpg


 本日の一枚は、滝にかかる橋からの眺望です。
c0051620_93287.jpg

by sabasaba13 | 2008-11-08 09:04 | 九州 | Comments(0)