2009年 04月 05日 ( 1 )

アイルランド編(23):グレンダー・ロッホへ(08.8)

 バスは郊外の小さな町をいくつか通り過ぎますが、時々物乞いの姿を見かけます。「通学路/子供に注意」の交通標識はどこの国に行っても一目でわかりますが、そのデザインにはお国柄がでているような気がします。アイルランドのものは男女が同じ大きさですが、男児がやや上に位置しています。上半身をそむけあうようにしているのは、自立心のあらわれか? 住宅地を通過したので一戸建て住宅を観察すると、けっこう新しく立派なものが多いようです。アイルランド経済の好調さを物語っているのかもしれません。
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 そして人家は減り、ゆるやかな丘陵と牧草地がつづくアイルランドらしい景観がはじまりました。ただいかんせん霧雨のため、視界がよくありません。それでも眼を凝らしていると、打ち捨てられた廃屋を見かけます。ガイドさんの話によると19世紀のジャガイモ飢饉でこのあたりの人口は半減したそうですが、その名残かもしれません。やがて山の斜面をけずった道路となり、幅が狭くなりました。乗用車とならかろうじてすれ違えますが、大型バスやトラックだったらどうするのだろう、と思っていたら案の定突然バスは急停止。どうやら大型トラックと出くわしたようです。回避スペースもなく、後続車も連なっているため、強引にすれ違うしかなさそう。工事用の重機を積んだトラックがそろりそろりと車体がぶつかるぎりぎりのところで進んできますが、無理でした。頭と腕をかかえる運転手、高みの見物をしているわれわれ、さてどうなるのでしょう。するとパトロールらしき車がやってきて、中から大きな鋸を持った人が出てきました。そしてバスの左側に生えている木の枝をかたっぱしから切っていきます。そして路肩ぎりぎりまでバスは左側に寄り、再びにじり進むトラック、固唾を呑んで見守っているわれわれ… するり 無事にすれ違うことに成功、車内では大きな拍手と歓声がわきおこりました。グレンダー・ロッホという売り物にしている観光地への道がこの状態ですから、観光に関してはあまり力を入れていないのかな。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2009-04-05 08:39 | 海外 | Comments(0)