2009年 04月 29日 ( 1 )

アイルランド編(39):リング・オブ・ケリー(08.8)

 朝目覚めて、平常心、平常心、平常心と唱えつつ窓から空を見上げるとうす曇りです。本日はケリー周遊路(Ring of Kerry)のバス・ツァーを予約してあります。朝食をとり、部屋に戻って平常心と唱えつつ、SKY NEWSの天気予報を見ました。ヨーロッパ各地の上空にある雲を衛星中継で写すだけのアバウトなものですが、これがけっこうわかりやすい。われらがアイルランドを見ると、大西洋の方からわんさかわんさわんさかわんさと雲が押し寄せてきます。や… いや言うてはあかん。上空に雲ひとつないイタリアがうらy… いやそれを言っちゃあおしめえだ。窓から外を見ると曇天、雨が降らなければ御の字です。
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 ホテルまで迎えに来てくれた車にピックアップされ、街の中心部にあるツァー会社の事務所まで行き、ここで大型バスに乗り換えて出発。ケリー周遊路とは、キラーニーを起点としてアイベラ半島を周遊する約176kmのルートです。この半島にはアイルランド最高峰の山々が集まり、海岸美とあいまって、有数の人気観光ルートになっているとのこと。公共輸送機関がないので、レンタカーかバス・ツァーを利用するしかありません。バスはロウアーレイクの東岸を西北方向へと走り、しばらくすると見事な石橋を渡ります。ここにあるのがキローグリンという小さな村ですが、建ち並ぶ露店、移動式遊園地、そして人の波で大賑わいです。ガイドブックによると、ちょうど前キリスト教時代から伝わる古い祭りPuck Fairの真っ最中。ヤギの王様(King Puck)の戴冠やアヒルのレースなどの催しが行われるそうですが、残念ながらバスは素通り。
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 そしてThe red fox innというパブで小休止。ここではじめて煙草の自動販売機を見かけましたが、マルボロが一箱7.5ユーロ(約1275円)、なるほどこれは高い。店のカウンターではドライバー相手にアイリッシュ・コーヒーをたくさんつくっていました。アイリッシュ・ウィスキーとコーヒーを混ぜ、上にクリームを浮かべるもので、飛行機に乗って冷え切った体を温めるために20世紀になって発明されたそうです。飲酒運転に対してはおおらかな気風のようですね。それはともかく、旅行中にぜひ一度は飲んでみたいものです。
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 そしてバスに乗り込み、またしばらく行くと停車。どうやらこのツァーでは眺めの良いところでバスを停め、写真撮影の時間をもうけてくれるようです。下車して眺めると、おおなるほどこりゃけっこうな景色じゃわい。二つの山の懐に抱かれた小宇宙、大きく蛇行する川、点在する家々、そして斜面の草地にはぽてぽてと羊がちらばり草を食んでいます。見ているだけで心がどんどん広がり、吸い込まれていくような眺めです。
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 なお道端には、ロバと犬をしたがえた質朴な服装のおじさんがいて、一緒に記念写真におさまってくれました。前に小さな鍋が置いてあるので、できれば寸志をいただきたいということでしょう。ようがす、1ユーロさしあげましょう。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2009-04-29 07:16 | 海外 | Comments(0)