2009年 04月 30日 ( 1 )

アイルランド編(40):リング・オブ・ケリー(08.8)

 そしてバスは半島北側の道を西へと向かい、しばらくしてまた停車。海に突き出た岬と崖、その向こうに(明日行く予定の)ディングル半島が見える景勝地で、写真撮影タイム。しかし小雨が降りはじめており、半島は靄でかすんでいます。
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 次に停まったのはカハーシヴィーンにあるカラーン・ハウス、アイルランド独立運動の英雄ダニエル・オコンネル(1775~1847)の生家が廃墟となって残っています。道路から少し離れたところにあるので、遠くから撮影するのみでした。このへんで半島をほぼ半周、その南側へと向かいますが、雨が本降りとなってきました。チャーリー・チャップリンがよく訪れた港町ウォータービルに着いた頃には風も強くなってきました。バスから降りると傘もろとも体ごと吹き飛ばされそうな勢い、チャップリンの銅像と海岸風景を数枚撮影してすぐ車内に逃げ戻りました。
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 そしてデリナーンの付近で昼食です。ガイドブックの写真を見るとこのあたりの眺望は素晴らしいのですが、いかんせん雨と靄のために海や岬がかすんでいます。体が冷え切っているのでレストランでアイリッシュ・コーヒーを所望、まさか真夏に飲みたくなるとは思いもしませんでした。さて再びバスに乗って出発、アイベラ半島南側の道を東へと向かいます。車窓からは山や丘陵や海、そして牧草地や荒野、そこに放牧されている羊や牛を見ることができましたが、残念ながら視界は良好とはいえません。
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 そしてスニームという小さな街で小休止、小さな広場に雨に濡れながら立っていたSTEVE (CRUSHER) CASEYというレスラーの銅像が妙に心に残ります。1938~47年にかけて世界ヘビー級チャンピオンであったと記されていますが、郷土の英雄なのでしょうか。パブに入ってホット・チョコレートをいただき一休み。外に出ると相変わらず雨は降りつづいていますが、街の方々はそれをものともせずに濡れながら平然と歩いています。
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 そしてバスは出発し、最後の訪問地「貴婦人の眺め(Lady's View)」に到着です。なんでもビクトリア女王がここを訪れた時に、付き人が女王に「領地最高の眺めですね」と声をかけて絶賛したことから名づけられたビュー・ポイントだそうです。女王の在位は1837~1901年、ちょうどオコンネル、そしてパーネルを中心に独立への胎動が活発となった時期ですね、彼女はどういう思いでこの情景を眺めていたのでしょうか。連なる山々のふもとで静かに水を湛えるアッパーレイク、なかなか雄大な景色でした。
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 なおガイドブックによると、このあたりに「妖精の横断に注意!(Leprechaun Crossing)」というその筋では有名な交通標識があるそうですが、見つけられませんでした。レプラコーン(leprechaun)とは老いたる小人の妖精だそうです。椎茸のような帽子をかぶり、紳士のような上衣を着ているが、下はぼろぼろのスカートふうのものをはいています。彼は小人たちの靴修理人だが、なにしろ小人たちは踊りがすきなためにすぐ靴をすりへらします。このおかげでレプラコーンはいつも繁昌していて、それで得たお金を地下にこっそり隠しているそうな。ぜひ会ってみたかったなあ。
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 バスは昨日サイクリングをした道を駆け抜けて、キラーニーの中心部に到着、ここで解散です。夕食は、そう、ケ、バ、ブ。満を持してNew Street北側の路地をすこし入ったところにあるRicki Kebab Houseでラムのケバブをいただきました。これは美味! ジューシーで滋味にあふれる子羊の肉には感動しました。さすが人口より羊の数が多いアイルランド、食事に困ったらケバブは狙い目です。値段も比較的安いですよ(たしか5ユーロ)。腹ごなしに街をそぞろ歩きしながらホテルへ。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2009-04-30 06:12 | 海外 | Comments(0)