2011年 09月 05日 ( 1 )

クロアチア編(11):ポストイナ鍾乳洞(10.8)

 日本語版パンフレットによると、全長約20km、洞窟電車に乗って2kmを移動した後、徒歩で約1kmをガイドにしたがって観光することになります。欧州最大の規模で、故チトー大統領が必ず国賓を招待した美しい鍾乳洞でもあるそうです。余談ながら世界最大の鍾乳洞と言われるのは、アメリカにあるカールスバッド鍾乳洞とのこと。さすがに世界的に有名な鍾乳洞、英語・イタリア語・ドイツ語などがとびかい、わんさかわんさと各国から観光客がつめかけていました。なお鍾乳洞内は年間を通して気温はほぼ十度、ウィンドブレーカーをはおるのを忘れずに。時間が指定されているトロッコ電車に乗り込み、さあ出発。天蓋もシートベルトもない無防備な電車が、鍾乳洞の中をかなりのスピードで走り抜けていきます。ライトアップされた鍾乳石の美しさもさることながら、そのスリルには空いた口がふさがりません。なにせ、岩の壁・岩の天井すれすれのところをかすめるように電車は疾走していきます。「立ち上がるな」という注意書きがありましたが、これは厳守ですね、確実に首がもげます。日本だったら、即座にクレームがついて即刻廃線となるでしょう。
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 十分ほどで駅に到着、ここからすこし歩いたところで英語・ドイツ語・イタリア語・スロヴェニア語ごとのグループに分かれ、ガイドに誘導されての観光となります。われわれはもちろん英語ガイドのグループについきいきます。なお鍾乳洞内の撮影は一切禁止というアナウンスがありました。フラッシュをたかなければかまわないと愚考するのですが、理由は不明です。絵葉書販売促進のためなのかな。それを無視してばしゃばしゃ撮影をする御仁もおられましたが、ここは注意に従いました。いやあそれにしてもでかい。これまでも秋芳洞(山口県)、龍河洞(高知県)、玉泉洞(沖縄県)といった鍾乳洞を訪れましたが、比較にならないぐらいの巨大なスケールです。小山のようなところを下りると、「ロシア橋」があります。なんでも第一次世界大戦で捕虜となったロシア兵によってつくられたとか。この橋を渡ると、いよいよ最大の見どころ、「白のホール」「赤のホール」、そして垂れ下がる極小の管状鍾乳石が天井を埋め尽くす「スパゲティ・ホール」と続きます。その玄妙で神秘的な色合いと、湿り気をおびた肉感的な岩肌、自然が作り出した驚異的な造形には、言葉もありません。パッ その時、突然すべての灯りが消えました。もちろん、洞内は"真ッ暗 暗の暗"、漆黒の闇と化し、どよめきがうねりのように広がりましたが、すぐに点灯。機械の不調か、あるいは観光客へのサービスか、よくわかりません。なお変わった形の鍾乳石を、いろいろなものに見立てるのは、観光地の定番ですが、ガイド氏が向き合う男女に見える石を紹介してくれました。たぶん「ロミオとジュリエット」だなと高を括っていると、彼曰く「ビル・クリントンとモニカ・ルインスキー!」 お茶の間はどかん、大爆笑。でも古いなあ、やはり「タイガー・ウッズとジェイミー・グラッブズ(その他九人)」とこなくては。(これも古いか) そしてこの鍾乳洞のシンボルとなっている最も美しい鍾乳石「ブリリアント」を拝見。その先には大きな水槽があり、中には洞内の地下河川に生息する盲目の両生類で、皮膚が肌色のため「類人魚」と呼ばれているホライモリがいました。そして最後の見せ場は、高さ約40m、面積約300㎡、一万人を収容できるという巨大な洞窟「コンサート・ホール」。音の反響が良いので、実際にコンサートが開かれるそうです。ルチアーノ・パヴァロッティもここで歌ったとか。なおこちらのみ写真の撮影が可能です。そして駅に到着、トロッコ電車に乗って、ディズニーランドなぞ及びもつかぬスリルをふたたび味わいました。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2011-09-05 06:18 | 海外 | Comments(0)