2012年 07月 11日 ( 1 )

瀬戸内編(3):岬サバ(11.3)

 さてそれでは昼食と洒落こみましょう。ここは私の我儘をきいていただいて、すこし遠いのですが、岬(はな)さばを食べにいくことにしました。近くのスーパーマーケットの前で急停車した山ノ神、その視線の先には多種多様な柑橘類が並べられています。さすがは愛媛ですね。中でも彼女が垂涎したのが「せとか」、人呼んで(誰が呼んだ)"柑橘類の大トロ"、東京ではなかなか手に入らないそうです。その「せとか」が一山五個で398円、これを買わずに何を買うとばかりに最後の一山を掴むと店の中に突進していきました。取り残された私は店先の食材を物色、「つわぶき」と「つくし」がちょっと珍しいので撮影。
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 そして満面に笑みを浮かべた山ノ神と合流し、出発。ある商店の前を走っていると、おかみさんが出てきて我々を引きとめます。右往左往している観光客と思ったのか松山観光名所の割引券をくれて、「松山城でロープウェーに乗るのは勿体ない、若い(!?)のだから歩いていきなさい」等々、簡単なレクチャーをしてくれました。ひたすらペダルをこいで市の西方へと向かい、途中で交通安全足型を撮影し、三十分ほどでやっと着いたのが「三崎漁師物語り」という唾をつけておいたお店です。
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 そう、岬(はな)サバと岬(はな)アジを食べるためさっ! 細長い佐多岬の最西端、三崎漁協が直営しているお店なのです。ここでちょっと蘊蓄…というよりお店にあったパンフレットから引用しますと、岬の先に拡がるのは豊予海峡、関門海峡・瀬戸内海・豊後水道の三つの海水が交互に流れ込むこの海峡は、栄養分が豊富で餌が多く、タイ・ブリ・アジ・サバなどの一大宝庫。おまけにその潮流の速さから「早吸(はやすい)瀬戸」とも呼ばれ、その潮流にもまれた魚は身が締まり、程よく脂がのっているそうです。おまけに一本釣りなので網の中でもがいて傷を負うこともなく、撒き餌を使わないので風味も保てる。これで旨くないはずがない(ママ)。そう、お気づきの方もいらっしゃいますね、豊予海峡の対岸は大分県佐賀関、つまり関サバ・関アジと同じ魚…なのかな。ご教示を乞う。さっそくサバとアジの刺身に加え、私はアジの一夜干し定食、山ノ神は金目鯛の煮付け定食を所望しました。……………………♪美味しくて、美味しくて、言葉に、できない♪ 無我夢中、一心不乱にただただ箸を動かし、腹の虫のコラールに耳を傾けるのみ。それにつけても、煮付けを食べる際の山ノ神の箸さばきには惚れ惚れします。もう神技ですね、あっという間にきれいに身をそぎとられた骨が積み上げられていきます。幼い頃に、"猫泣かせの(  )コちゃん"と呼ばれたのもむべなるかな。きれいにしゃぶった"鯛の鯛"も見せてくれました。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2012-07-11 06:21 | 四国 | Comments(0)