2012年 09月 01日 ( 1 )

瀬戸内編(28):高松空港(11.3)

 地下の市営駐車場で自転車を返却し、空港行きにバスに乗り込みました。なお高松空港にはイサム・ノグチの作品「タイム・アンド・スペース」があるという情報を入手していたので目を凝らしていると…あった、空港すぐ手前の車道分岐点に野外展示されていました。空港で搭乗手続きをし、山ノ神はお買い物、私は作品の見物に向いました。しかし大回りをしなければならないので、歩くとけっこう時間がかかりそうです。飛行機に乗り遅れるわけにもいかないし、しようがない、駐車場のあたりから遠望して戻ることにしました。山ノ神と合流し、空港内にあったお遍路さんの顔はめ看板を撮影。待合室に入ると、ガラスに電話がとりつけてあり、見送りの人と会話ができるようになっています。これは「幸福の黄色いハンカチ」ごっこができそうですね。
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 そして搭乗、飛行機は一路、東京をめざして飛行していきます。これほど気が重い帰郷は初めて。いったいいつになったら、福島第一原発事故は収束するのでしょうか。数か月…数年…数十年…数百年、予測も想像もできません。間違いないのは、これからしばらくの間、再臨界や水素爆発に怯えながら日々を営んでいかなければならないこと。まるで原発や原発事故などなかったかのように、のほほんと呑気に暮していくという選択肢もありますが。そして私が危惧するのは、第二、第三の原発事故が発生すること。各電力会社は慌てて津波対策に取り組んでいるようですが、はたして効果はあるのか。何よりも直下型地震が原発を直撃し、稼働中の原子炉に致命的ダメージを与えたら、いったいどんな地獄が日本に現出するのか。たまたま停止中だとしても、使用済み核燃料貯蔵施設が壊滅的な打撃を受けたら… 私がそれなりに愛している、この列島の自然は、そしてこの列島に暮す人々はどうなってしまうのでしょう。許せないのは、この国の自然やそこに住む人々を脅かす原発建設を推進してきた方々(自民党・民主党・官僚・企業)が、"愛国心"の涵養を声高に叫び続けてきた/いることです。きっと国家権力を利用して行なわれた行為を愛せ、それに逆らうな・従え、それについて考えるな・批判するな、ということなのでしょうね。その行為によって手に入れた利権を隠蔽するために。いいかげんに目を覚まして、考え、批判して、行動して、彼らの暴走を食い止めませんか。さもないととりかえしがつかないことになりかねません。もう手遅れかもしれませんが。
 人間は滅び得るものだ。そうかもしれない。しかし、抵抗しながら滅びようではないか? そしてもし虚無が我々のために保留されてあるとしても、それが正しいというようなことにはならないようにしよう。(セナンクゥール)

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2012-09-01 09:20 | 四国 | Comments(0)