2013年 06月 28日 ( 1 )

瀬戸内編(2):秋芳洞(12.3)

 朝目覚めてカーテンを開けるとまあまあのお天気、町並と山並みを見晴らすことができました。朝食をいただき、駅前から7:40発のバスで秋芳洞へと向かいます。おっフロントの前にはレンタル自転車がありました。これは素晴らしいサービスですね、いいぞコンフォートホテル新山口。
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 すこし時間があるので駅前にある笠と徳利をかたどった山頭火のモニュメントを撮影。駅前の交番には、さすがは山口県、河豚の警官を描いた看板が掲げられていました。目玉のつながったおまわりさんが出てきて「てっぽう」を乱射しそうですね。
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 「俳人種田山頭火安住のまち」という観光地図には、「山頭火なじみのタバコ店」「山頭火なじみの酒店」「山頭火が歩いたほろよい通り」が記されていました。後ろ髪を引かれましたが、もうバスが来る時間なので探訪は断念。そして定時にやってきたバスに乗り込み、秋芳洞をめざします。上手くいけば満開の桜が見られるかな、と色気を出していたのですが、今年は春の訪れが遅く、車窓を流れゆく桜の木はまだ蕾でした。そして八時半すこし前に到着、案内所のコインロッカーに荷物を預け、まだ開店前のお土産屋が櫛比する小道を歩き秋芳洞入口へ。
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 入場料を支払い、清冽な気に満ちた木立の間を川に沿ってすこし歩くと、大きく割れた岩盤の間から怒濤の如く水が流れ出ています。整備された歩道を歩いて中へ入ると、さすがは日本を代表する鍾乳洞、自然がつくりだした造形美やさまざまな奇観が出迎えてくれました。百枚皿、洞内富士、千町田、傘づくし、黄金柱、巌窟王、くらげの滝のぼりなどを見物しながら歩を進め、終点からエレベーターに乗ると外へ出ることができます。
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 ここから数分歩くと、日本最大の石灰岩台地・秋吉台を一望できるカルスト展望台に到着。起伏に富む広大な大地を埋めつくす、まるでうずくまる羊のような白い石灰岩、胸のすくような光景ですね。紫煙をくゆらしながら、しばし素晴らしい眺望を満喫しました。
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 そしてエレベーター乗り場にある案内所の方にお願いしてタクシーを呼んでもらい、さきほど立ち寄ったコインロッカーまで戻って荷物を取り出しました。されこれから長駆、東後畑の棚田まで連れていってもらい、その後に金子みすゞの故郷・仙崎に向かいます。秋吉台から車に揺られること一時間強で東後畑の棚田に着きました。日本海に面した斜面を埋めつくす二百余枚の棚田、地形の微妙な起伏に合わせてつくられたその形状の妙には言葉もありません。まるで抽象絵画のような美しさを愛でるとともに、子孫のためにこれだけの美田をつくりあげた先人たちの労苦に頭を垂れましょう。放射能にまみれた大地を子孫に残した私たちとの、何という違いであることか。やれやれ溜息すらでません。なお五月頃の夕刻には、夕日を映す水を張った棚田、海に揺らぐ沖合の漁火という、この世のものとも思われない絶景が見られるそうです。これは絶対に見てみたいですね。すぐ近くには「全国ため池百選」に選ばれたという深田のため池がありました。
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 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2013-06-28 06:21 | 山陽 | Comments(0)