2014年 01月 27日 ( 1 )

イタリア編(60):ドロミテへ(12.8)

 朝六時に目覚め、窓を開けるとまだ陽はのぼっていません。でも今日も好天のようです、御慶御慶。煙草を吸いながら運河を眺めていると、いろいろな船が行き交い見ていて飽きません。乗客のいないヴァポレット、警察の船(POLIZIA)、監視員の船(GUARDIA)、飲食物やクリーニングした衣類や塵芥などを積んだ船、運河はこの町の動脈なんだなと痛感しました。
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 ふと左を見ると、ホテルに接岸した船から、働くおじさんたちが食料品を荷揚げしています。御苦労さまです。そうこうしているうちにお日様が顔を出して、運河を黄金色に染め上げていきました。
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 さて、7:50発のバスに乗らなければいけないので、そうのんびりもしていられません。フロントの脇にはたくさんのトランクが整然と並べられていましたが、ということは…朝食会場に行くと団体旅行の日本人観光客でごったがえしていました。かろうじて席を確保し、ベーコンとスクランブル・エッグとパンを珈琲で流し込んでfinito。
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 荷物を取りに部屋に戻り、チェックアウトをしてローマ広場へと向かいます。石畳にキャスターをひっかけながらトランクをごろごろとひきずる山ノ神、私はテニス・バッグを肩にかけてナップザックを背負っているので両手が空いています。「手伝おうか」と言うと、「大丈夫」という頼もしいお答え。うぉっと、広場に行く橋には階段がありました。うるうると私を見つめる山ノ神、はいはい(「はい」は一回でいい)、わかりました。トランクの上の取っ手を持って先行する山ノ神、トランクの横の取っ手を持って♪おおきなふくろをかたにかけ、だいこくさまがきかかると…♪と歌いながら後をついていく私。ようやく難所をクリアし、コルティナ行きのバスに辿り着けました。
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 切符を運転手さんに見せて乗車、眺めの良い最前列を陣取りました。バスは定刻通り7:50に出発、信号も横断歩道もバスも無視してうぞうぞと移動するツーリストたちを蹴散らし、いやこれはものの譬え、強面に追い払いながらバスは進みます。ラグーナに架かる橋を渡って、ヴェネツィア・メストレへ。
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 壁に"NO NAZI"といういたずら書きがあったのが心に残ります。バスの前を走り抜けていくLRV(Light Rail Vehicle/超低床車両)の路面電車や、犬を連れて散歩をしているおじさんや、のんびりとペダルをこぐ人たちを撮影していると、きれいな運河のある町、Trevisoに着きました。
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 すると乗り込んできた若いカップルが切符を見せながら、「ここは私たちの席だ」とおっしゃいます。これは失礼つかまつりました、指定席制だったのですね、席を移動して仕切り直し。やがてバスは山中へと入っていきます。
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 ある町には"fermata scuolabus"というスクール・バス停留所の看板がありましたが、あわてて走る兄妹の絵に思わず緩頬。さて出発してからそろそろ二時間、バスはトイレ休憩のためドライブインに停車しました…が、下車して用を足したのはわれわれ二人のみ。そういえばヨーロッパに来ていつも思うのは、トイレの小便器や個室の数がとても少ないことです。ヨーロッパの方々の体は、あまり排尿・排便をしないですむ構造になっているのでしょうか。気候や風土とも関係あるのかしらん、御教示を乞う。そして出発、まだまだ先は長いのに、渋滞にはまってしまいました、やれやれ。と思いきや、すこし進むと事故を起こした車が車線を塞いでいます。美しい景色に見惚れて運転をあやまったのでしょうか、それはともかくすぐに快調に流れるようになりました。
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 サイクリングを楽しむ人も、よく見かけます。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2014-01-27 06:22 | 海外 | Comments(4)