2014年 08月 31日 ( 1 )

オーストリア編(2):機内にて(13.8)

 2013年葉月上旬、11:15発のオーストリア航空OS052便に乗るために成田空港に到着。言わずと知れたオーストリア共和国のフラッグ・キャリア、またスターアライアンスに加盟しておりANAのマイルを溜めることができるのでわりと愛用しております。ウィーン直行便なので精神的にも楽です。トランジットがあると、空港内の移動や乗り継ぎ便の出発時刻など、けっこう気を使いますから。空港内には、福原愛選手の実物大フィギュアがありましたが…別にどうでもいいことですね。直行便なので液体の持ち込みも可能、免税店でスコッチウィスキー"Glenfiddich"を購入しました。
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 機内に乗り込むと安全に関するビデオが放映されましたが、実はその主人公のキャラクターがけっこう気に入っています。美人アテンダントに見惚れて新聞を逆さに持ってしまうような、俗に言う"とっぽい"御仁です。彼(※名前をご存知の方はご教示を)を主人公にしたアニメーションをつくれば…受けないかな。
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 次なる映像は、エコノミー症候群を防ぐための、座ったままできるエクササイズです。同航空アテンダントの赤い制服を着た妖精が飛びまわって、イケメンのおにいちゃんにいろいろな体操を伝授するという内容。これもけっこう楽しめました。
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 機内誌を紐解いていると、興味深い随筆に出合えました。申し訳ない、筆者は失念したのですが、その一部を転記します。茶道を嗜む筆者が、茶室で時折飾られる「喫茶去(きっさこ)」という禅語についてのお話です。
 この禅語は、中国唐時代の有名な禅僧の趙州(じょうしゅう和尚の話が由来だ。
 ある日、趙州和尚のもとに修行僧が教えを求めて、はるばる遠方からやって来た。「お前さんはかつてここに来たことがおありかな?」と趙州が尋ねるので「はい、以前にも参りました」と僧が答えると、趙州は「喫茶去(ならばお茶でも一服おあがりなさい)」と言ったそうだ。またある日、別の修行僧がやって来た時にも趙州は、「お前さんはここへきたことがおありか?」と尋ねた。僧は「いいえ、ここには初めて参りました」と答えた。すると、趙州はまたしても、「喫茶去(ならばお茶でも一服おあがりなさい)」と答えたのである。これを聞いて別の僧が「和尚は、かつてここに来た者にも、初めての者にも「喫茶去」と言われたがどうしてですか?」と尋ねた。趙州はこれには答えず、ただ一言「喫茶去(まあ、お茶でも召し上がれ)」と言ったのである。いかにも禅問答らしいこの話の意図は何だろう?
 それは、どんな立場や状況の人間に対しても、一杯の美味しいお茶は平等で、「ゆっくりお飲みになって、疲れをとってくださいな」といった、労いの精神を持とう、ということではないか。千年以上も前の中国の話だが、昔も今もお茶の時間というものは、変わらないのかもしれない。
 考えてみると、世界中どこでもその国ならではの飲み物があり、お茶の時間がある。水分補給、栄養補給、というだけでなく、飲み物の香り、味を楽しみながら、一息つく時間というのは、人間の知恵であり、まさに、文化なのかもしれない。
 「喫茶去」か、いい言葉だなあ。旅立つこの時に、こんな素敵な言葉に遭遇できるなんて幸先がいいですね。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2014-08-31 08:34 | 海外 | Comments(0)