2014年 09月 17日 ( 1 )

オーストリア編(15):メルク(13.8)

 ウィーン西駅に戻ると、構内には、旅行鞄の上にちょこんと座る悲しげな少年の銅像がありました。ドイツ語のプレートがありましたが、不学のため意味がわかりません。エレベーターのドアには、指を挟まれて泣き叫ぶウサギのステッカーが貼ってありました。
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 ウィーン西駅8:56発の列車に乗りこむと、ラックに何台もの自転車が置いてありました。イヴァン・イリイチ曰く、「社会主義への道は自転車社会を通る」「自転車は、環境を汚染せず化石燃料も燃やさない(総有効速度では)地上で最も高速で自律的な移動手段である」。ほんとうにほんとうにほんとうに、見習いたいものです。そして9:28にザンクト・ペルテン(St.Polten)で乗り換えです。少々列車が遅れたので9:35発の列車に間に合うかちょっと心配、ホームにおりると離れたところに一両編成のローカルな列車がぽつねんと停車していました。あわてて走り込み、滑り込みセーフ、やれやれ。
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 9:57に予定通りメルク(Melk)駅に到着。予約をしておいたドナウ川遊覧船はメルクにある船着場から11:00に出航ですので、一時間ほど街を散策できます。なお申し遅れましたが、ウィーン西駅で購入したコンビチケットには、船賃、列車料金、そしてこちらにあるメルク修道院の入場券が含まれています。"倒るる所に土を掴む"(今昔物語集巻28「信濃守藤原陳忠落入御坂語 第三十八」)山ノ神、この入場券を無駄にするわけがありません。Touch and goになるのは承知の上で訪れてみることにしましょう。地図を片手に歩いてくと丘の上に聳える壮麗な建物が見えてきました。
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 駅からあるいて十分ほどで、メルク修道院に到着。11世紀、バーベンベルク家のレオポルト1世が建立したベネディクト派の修道院で、18世紀に改築されてオーストリア・バロックの至宝とまでいわれるほどの華麗な姿になったそうです。マニアとしては、約10万冊の蔵書と手書き本1888冊を収めた図書館を拝見したいのですが、果して時間はあるでしょうか。さすがに名所だけあって、多くの観光客で賑わっています。中庭を取り囲む建物を見るだけで、その絢爛さが実感できます。
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 さて肝心の図書館ですが、建物に入ると長蛇の列ができていました。こりゃだめだ、潔く撤退しましょう。テラスからの眺望が素晴らしいとガイドブックにあったので寄ってみると、期待したほどではありません。船着場までどれくらいかかるのかわからないので、早めに移動することにしました。修道院のもとに佇む優美な街並みを抜けて、メルク川に沿って歩いていくと、二十分弱で到着。

 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2014-09-17 06:33 | 海外 | Comments(0)