2015年 10月 22日 ( 1 )

スイス編(19):チューリヒ(14.8)

 遊覧船乗り場に着くころには、幸いなるかな、雨も上がりました。チューリヒ・カードを提示して、9:10出航のショート・ラウンド・トリップ遊覧船に乗り込みました。ここチューリヒ湖は、堆石(モレーン)によりせき止められてできた鎌形の湖で、面積はスイス国内第六位です。雨は上がったものの、相変わらず鬱々とした曇天なのが残念です。それでも市民の方々は、カヌーやヨット、立って手で漕ぐボード(何と言うのでしょう?)など、思い思いに楽しんでおられました。峨々たる山なみや対岸の街並みなどの眺望を楽しんでいると、あれよあれよという間に雲が切れ、晴れ間がのぞきはじめたではありませんか。さすがは天下無双の晴れ男、誰も褒めてくれないので自画自賛しましょう。
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 船着場に着く頃にはすっかり晴天になってしまいました。はいほー。それではぶらぶらと歩きながらホテルへと戻りましょう。まずはケー橋からの素晴らしい眺望を堪能。左には聖母聖堂と聖ペーター教会、右には大聖堂、その間を滔々と流れるリマト川、素晴らしい眺めです。
 橋のたもとで人だかりができていましたが、競歩大会が開催されていました。ヴァッサー教会の前には、この教会の説教師として活躍した、スイス最初の宗教改革者ツウィングリの銅像がありました。
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 そして大聖堂へ行き、鐘楼にのぼりました。ここからの眺めは絶品です。周囲の山並み、チューリヒの街並み、聖母聖堂と聖ペーター教会の鐘楼、リマト川、そしてチューリヒ湖、「チューリヒは私のものよ、オーホホホホホホ」状態です。
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 下界に降り、ミュンスター通りの石畳を歩いてホテルへと向かいます。途中にあったロリポップの顔はめ看板を撮影。
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 ホテルで荷物を受け取り中央駅に行って、念のため駅のiでサン・モリッツ行きの列車を教えてもらいました。すると、クールで乗り換えのはずが、ランドクアルトでの乗り換えを薦められました。クールの先にあるランドヴァッサー橋を渡るのを楽しみにしていたのに、なんで? ま、でも、駅員の意見と茄子の花にゃ千に一つの無駄もない、と古来から言われています。ここは素直に従いましょう。乗り換え案内をプリントアウトしてもらいました。列車の連結作業に余念がない働くおじさんを撮影。
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 駅構内では戦闘服を着ている若者を見かけましたが、スイスでは国民皆兵制をとっているためです。スーパーニッポニカ(小学館)から引用します。
 一方、ヨーロッパは戦争の世紀の連続であった。小国家連合であったスイスが国家体制を維持するためには、対外的には中立政策をとらざるをえなかった。
 また、ヨーロッパ列強にとってもスイスの中立は好都合であった。もちろん、その場合は武装中立でなければならなかった。ヨーロッパの中央に位置する戦略上の重要地点が武装中立をしてくれることは、隣接する国々にとってまさに防壁となったからである。それゆえに、ウィーン体制ではスイスに領土一部を与えたうえで武装永世中立を認めた。第二次世界大戦中もスイスは武装中立を維持したが、ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ人を国境で追い返したり、虐殺されたユダヤ人の資産をスイスの銀行に眠らせたままにしている、と国際世論から厳しく批判された。スイス政府は1996年にユダヤ人団体に対し大戦時の入国拒否を謝罪し、ナチスの金塊やユダヤ人資産をめぐる真相調査委員会を設置し対応している。
 武装中立を維持するために、スイスでは国民皆兵制、しかも民兵制をとっており、したがって、良心的兵役忌避は原則として認められず、忌避者は非軍事的な労働奉仕を兵役期間の1.5倍強制される。武器、弾薬、軍服、その他の個人装備は民兵の各家庭に保管され、いざというときにはただちに出動できる体制がとられている。
 各家庭に武器があるにもかかわらず、銃を使った犯罪が多いという話は聞いたことがありません。なぜなのか、興味がありますね。

 本日の七枚です。
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by sabasaba13 | 2015-10-22 06:33 | 海外 | Comments(0)