2018年 02月 12日 ( 1 )

京都観桜編(8):ホテルにて(15.3)

 目が覚めてテレビのニュースをつけると、「辺野古移設計画 阻止へ対抗措置も」という報道がありました。今、安倍上等兵率いる自民党政権が、辺野古や高江で暴虐な弾圧を行なっていることは、山城博治さんのインタビュー講演会、映画『標的の島』でよくわかります。その現場を毎日報道してほしいのですが、メディアは無視しているようです。民主主義の定義は「弱きを助け強きを挫く」と、故加藤周一氏は喝破されました。強きが弱きを挫いているところを、きっちりと報道するのがメディアの使命だと思います。「今日の辺野古・高江」「今日の福島」といった報道を期待します。

 なお最近読んだ『誰がこの国を動かしているのか』(鳩山友紀夫・白井聡・木村朗 詩想社新書12)に、以下の記述がありましたのでぜひ紹介します。
【木村朗】当時からも田岡俊次さんや孫崎亨さん、政治家では川内博史先生や伊波洋一先生が指摘しているように、アメリカにとっていまの海兵隊は紛争時に最初に殴り込むとか、上陸するといった役割ではなく、特に沖縄米軍海兵隊の任務として考えられるのは、朝鮮半島で何かがあったときに朝鮮半島、韓国にいるアメリカ関係者を救出、脱出させることであり、そのためには2000人から3000人のユニットだけを残せば済む話だと指摘されています。
 であるならば、揚陸艦は佐世保にあるので、佐世保の近くに海兵隊はいないと緊急時には時間的に間に合わないので、長崎の大村航空基地(海上自衛隊)と相浦駐屯地(陸上自衛隊)などに分散移転することで、あとは全部国外に移転するということがアメリカにとってもベストであったと思います。しかしそうならなかったのは、60年代に立てた辺野古沖への軍港を含む新基地建設案をアメリカがずっと持っていて、それを要求したということではなく、結局は日本側の意向で海兵隊が引き上げようとするのを、何度か引き留めてきた。だからいま、辺野古新基地建設に固執しているのは米軍の一部の中にもそういった人がいるとは思いますが、相対的に見たらアメリカ側ではなくて日本側。日本側の外務・防衛官僚やゼネコンだけでなく、やはり自衛隊が将来の使用を見越して固執していると思います。(p.181~2)

【鳩山友紀夫】ランド研究所の報告書が発表されましたが、いま、アメリカは尖閣の問題で、中国に対して日本とともに戦うということは考えていないということです。すなわち戦っても中国に嘉手納基地を性能が抜群に優れてきたミサイルでたたかれたら、数週間、飛行機が飛び立てなくなり、戦いなどできないということです。ですから中国と米国の東シナ海での戦いを想定した場合、中国に対してアメリカは勝つ見込みが薄いということです。
 例えば辺野古に、また基地をつくったとしても、そこもたたかれたらおしまいですから、沖縄に基地を新たにつくるということが現実的にもランド研究所の報告書でも意味がないということを、アメリカ自身がすでに発表しているようなものだと私は思います。
【木村朗】それはジョセフ・ナイというジャパン・ハンドラーの中心的人物も一貫して、沖縄に基地が集中していることによって中国のミサイルの標的になって、脆弱性を強めているので撤退すべきだと言っていますよね。(p.184~5)
 はい、アメリカ軍の抑止力というのは、真っ赤な嘘です。米軍の威を借りて自衛隊基地をつくろうとする防衛・外務官僚の姑息で下劣な意図が見え隠れします。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2018-02-12 07:54 | 京都 | Comments(0)