2018年 07月 15日 ( 1 )

仁淀川編(16):安居渓谷(15.8)

 午前六時、爽やかに目覚め、ベランダに出ると今日も良いお天気です。宝来荘で朝食をいただき、食後の散歩で千仞峡とみかえりの滝へ行ってみることにしました。
c0051620_8132861.jpg

 そう、来るときに見かけた景勝地です。安居渓谷に沿う車道を下流へと歩いていくと、きれいな河原がありました。ちょうど階段があったので降りようとすると、山ノ神が慌てて戻ってきます。「どうしたの?」「…マムシ」 はい、一目散に撤収しました。ブヨにマムシ、ワイルドですねえ。次は何と遭遇するのでしょう。猪か熊かな。
c0051620_8134413.jpg

 二十分ほど歩くと、岩肌にそって落ちる、みかえりの滝に着きました。滝を写真におさめ、安居川が鋭く抉った千仞峡を道路から見下ろします。
c0051620_814085.jpg

 渓谷を眺めながら宿の方へ戻ると、美しいクロアゲハに出会えました。途中には、こんな看板がありました。
 この河川で川石(庭石)などを採取することは法令により禁止されています。不法採取を発見したときは通報して下さい。
越知土木事務所 佐川警察署
c0051620_8145039.jpg


 なるほど、そこかしこに良い風情の大きな石がごろごろころがっています。それを無断で持ち去り庭石として使う、あるいは売る不届き者がいるのですね。もちろん持ち去りはしませんが、あの石とこの石とその石をこう配置して庭をつくろうと考えると、庭つくりの醍醐味がすこしわかるような気がします。『シリーズ京の庭の巨匠たち 重森三玲Ⅱ』(京都通信社)の中で、重森三明氏はこう述べられています。
 通常、日本庭園の石組には自然石が使われる。彫刻されていない自然のままの素材を用いて、新たな超自然の美を創りだすのが庭園芸術である。したがって、どのような石を選び、それをどう配置するかによって、作品の完成度は左右され、庭の良し悪しが決まる。(p.102)

 本日の二枚です。
c0051620_8155168.jpg

c0051620_816410.jpg

by sabasaba13 | 2018-07-15 08:14 | 四国 | Comments(0)