2018年 07月 31日 ( 1 )

仁淀川編(21):森へ(15.8)

 目覚めて外を見ると、子糠雨がしとしとと降っています。でも本日は移動日なので問題はなし、天候に関する強運には自信があります。朝食をいただいてバンガローに戻り、荷物整理。五泊六日、「都」になったとは言い難いのですが、ま、それなりにお世話になった部屋に感謝の意を込めて写真におさめました。
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 そして激戦をともに闘いぬいてぼろぼろとなった戦友の団扇を、ゴミ袋に埋葬しました。ありがとう、安らかに眠れ。そして荷物を持って宝来荘に行き、会計を済ませました。バンガロー料金+食事代+風呂代+タオル代+歯ブラシ代+ゴミ代(540円)込みで、計67370円。これで宿敵のブヨともお別れかと思うと、名残り惜し…くはありません、ぜんぜん。そうそう、六日の菖蒲、十日の菊、帰郷した後で見つけた「FIELD-NOTE ~アウトドアと旅~」というブログに、詳細なブヨ対策が掲載されていました。
 それでは出発。宿の若い衆が、狩山口バス停まで車で送ってくれることになりました。大崎バス待合所でタクシーと待ち合わせをしていると話すと、役所に用事があるのでそこまで送ってくれるそうです。ご厚意に甘えましょう、ありがとうございます。この間、いろいろとお話を伺いました。バブルのころ、公務員をやめてこの仕事についたが失敗だった。先日も24歳の若い男が、きつい仕事と寂しさのため夜逃げした。ブヨも嫌だが、10月に現れるスズメバチはもっと恐ろしい。追い払ったらだめ。蜂は黒を、アブ・ブヨは白を好む、などなど。
 丁重にお礼を言って大崎バス待合所で下ろしてもらい、予約をしたタクシーを待ちましたが、なかなかやってきません。20分ほどたってやっとタクシーが到着、運転手さんが「忘れていました、申し訳ない」と頭をかきかき荷物を積み込んでくれました。ま、いいでしょう。
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 まずは事前に「文化遺産オンライン」で調べておいた古い橋梁物件二つに寄ってもらいました。大崎バス待合所のすぐ近くにあったのが旧川口橋、まるで古武士のように剛健な姿が印象的です。
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 解説板を転記します。
 昭和10年に造られた、橋の長さは69m、幅員5.4mの鉄筋コンクリートT桁橋である。昭和41年11月に隣接する新しい川口橋が架設され、その主たる役割を終えている。幾何学的意匠の親柱・高欄、橋脚に施された精緻なフランス積みレンガ意匠が際立っている。国土の歴史的景観としての価値が認められ、2005年8月に国の登録有形文化財として指定された。
 次は久喜橋、アーチの曲線が洒落た沈下橋です。
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 こちらも解説板を転記します。
 昭和10年に作られた、鉄筋コンクリートの沈下橋。共に現存する高知県で最も古い沈下橋と言われている。コンクリートで補強された岩盤にアーチ形をした13mの桁を架け、その東側に二重の桁を連続させている。このあたりは仁淀川で最も川幅が狭く激流となる場所があり、その奔流に耐えうる構造形式を備えた沈下橋で、今も山里の生活道路として利用されている。国土の歴史的景観としての価値並びに造形の規範となっていることから、2004年3月に、国の有形登録文化財に指定された。

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2018-07-31 06:55 | 四国 | Comments(0)