2019年 03月 13日 ( 1 )

奥日光編(3):奥日光(15.10)

 紅葉や水面に映る木々を愛でながら湯川に沿って木道を歩いていくと、二十分ほどで小滝にとうちゃこ。水がきれいな、小振りで愛らしい滝でした。
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 さらに湯川に沿って、平坦な道を歩いていきます。爽やかな青空、清冽な空気、煌く川の流れ、そしてさまざまな木々の紅葉を満喫しながらの心楽しいハイキングでした。
 三十分ほど歩き、小田代橋を渡ると湧水の綺麗な泉門池(いずみやどいけ)です。その遠景には、雄渾な男体山が聳えています。
 そして少し歩くと、いよいよ戦場ヶ原が見えてきました。奥日光のほぼ中心に広がる湿原で、その昔中禅寺湖をめぐって、男体山の神と赤城山の神が争った「戦場」だったという神話から、「戦場ヶ原」と呼ばれるようになったそうです。かつては湖であったものが、400ヘクタールの広大な湿原となり、今では高山植物や野生動物の宝庫となっています。国際的に重要な湿地として「ラムサール条約」にも登録されています。心が広がるような湿原を彩る草紅葉、それを見まもるように聳える山なみ、素晴らしい景色です。
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 そこに凛として屹立する白樺の孤独な佇まいに心惹かれました。田村隆一の「きみと話がしたいのだ」という素敵な詩の一節を思い出します。『詩集 1977~1986 田村隆一』(河出書房新社)から引用します。(p.72~3)
孤立はしているが孤独ではない木
ぼくらの目には見えない深いところに
生の源泉があって
根は無数にわかれ原色にきらめく暗黒の世界から
乳白色の地下水をたえまなく吸いあげ
その大きな手で透明な樹液を養い
空と地を二等分に分割し
太陽と星と鳥と風を支配する大きな木
その木のことで
ぼくはきみと話がしたいのだ

 本日の七枚です。
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by sabasaba13 | 2019-03-13 06:24 | 関東 | Comments(0)