2019年 03月 22日 ( 1 )

奥日光編(7):イタリア大使館別荘(15.10)

 それでは中を見学させていただきましょう。竣工は1928(昭和3)年、設計はアントニン・レーモンドです。玄関から入った瞬間、まずその広々とした明るい室内に驚きました。居間、書斎、食堂を一室とし、湖を臨む西面にはサンルーム風ベランダを設けられて、壁面はすべてガラス戸になっています。そこから差し込む自然光に、思わず♪やさしさに包まれたなら♪と口ずさむ私。♪目にうつる全てのことはメッセージ♪と合いの手を入れる山ノ神。ベランダからは、美しい中禅寺湖と山なみを手に取るように一望できます。ぶんだばー!
 そして圧巻は内装です。地元の木材・日光杉の杉皮と杉板を割り竹で固定し、市松、網代、亀甲、矢羽など、ありとあらゆる意匠で壁面や天井を飾っています。凄い… これほど心愉しく、心地良く、心落ち着く空間には、めったにお目にかかれるものではありません。
 レーモンドの建築は、これまでもカトリック新発田教会聖パウロ教会東京女子大学聖路加国際病院群馬音楽センターを訪れたことがありますが、この別荘が最高傑作です。ここを整備し公開にふみきってくれた日光市(なのかな)の英断と見識に、衷心より感謝いたします。ほんとうに来てよかった。

 本日の八枚です。
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by sabasaba13 | 2019-03-22 06:24 | 関東 | Comments(0)